2012/7/20

A被告−高裁で控訴棄却  カルト・宗教・犯罪

平田信被告を匿っていたオウム真理教元信者のA被告の件
午前10時30分、東京高裁第102号法廷で判決がありました。
以下のとおり報告します。この件については最後の報告になりましよう。

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1 本件控訴を棄却する。
2 高裁の未決勾留日数中90日を算入する。
     ********
という主文でした。

地裁では、検察官の求刑2年に対して
・実刑1年2か月、・未決算入20日でしたので、
結局、これから先、実刑1年2か月、未決算入の合計110日ということとなりましょう。

裁判所は、主文言い渡しの後、本人を座らせて20分あまりか、判決文を朗読しました。比較的詳細に述べていましたが、私の耳には、要は「何がどうあっても実刑」というように聞こえました。

高裁裁判長は、傍聴人や記者も退廷させた後に、
「これからも色々あるだろうけれど、力強く生きて下さい。」
と声をかけました。
本人は深々と頭を下げていました。


記者会見の要請があり、(本人に地裁地下で接見した後に)対応しました。
「弁護人として、やはり重きに過ぎ、不当だと考える。」と述べました。特に、自首に関する政策的局面を考えなさすぎる、このようなことでは色々な逃亡犯についての出頭や、かくまっている人の自首などによる解決が期待できない、と強調しました。

また、本人からの言葉を下記の通り述べました。
「オウム事件の被害者・ご遺族の方々に申し訳ない気持ちで一杯です。これから刑務所そして社会に戻れてからも一生、罪を償って参ります。」

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ちなみに、高裁での審理は、下記6月29日の所に書きました。
http://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20120629/archive
−その正しい記録が到着したので、被告人本人質問の、弁護側質問の最後あたりの質疑を、下記に出します。

ところで、オウム真理教が名称を変えただけのアレフという団体がまだあることは知ってていますか。
−新聞を見るなどして知りました。

その団体に所属する人たちに対して、何か言いたいことはありますか。
−殺人は真理などではない、教団の存在自体が被害者を苦しめていることを自覚して、早く脱会してもらいたいです。

現役信者の心の中で、最も大きな問題は何だと思いますか。
−薬物体験、神秘体験から、現実感覚のない中で生きているため、命の大切さなどについての考えが希薄になっているところです。

上祐氏は、ひかりの輪という団体を設立し、麻原への帰依は捨てたなどと言っていますが、これについてはどう思いますか。
−教団を存続させるための建前のようで、しらじら々しく感じます。

オウム真理教は、完全に崩壊させなければならないと思っているのですか。
−そう思っています。人々に多大な被害を及ぼしましたし、教義には危険性があります。また信者たちにも、人生を棒に振ってほしくないからです。
(中略)

その他、何か言いたいことがあれば言って下さい。
−高橋克也が逮捕された際に、被害者の高橋シズヱさんが言われた「長い間逃げ回っていたことが被害に輪を掛けて私たちを苦しめた」という言葉が深く胸に刺さりました。オウムの信者だったこと、長い間被害者を苦しめ、罪を重ねたことをとても後悔しています。改めてオウムの被害者、私に関わった人たちに対して心からお詫びします。本当に申し訳ありませんでした。

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