2012/6/11

分からないと言うのは「一部知識人」  カルト・宗教・犯罪

分からないと言うのは「一部知識人」

http://moriweb.web.fc2.com/mori_t/index.html
巻頭コラム No.156
「もしも多くのメディアが伝えるように俗物的な欲望にまみれた卑劣で詐欺師的な心性を持つだけの男なら、なぜ愛人をたくさん侍らせて教団内カリスマとしてちやほやされる地位を失うことになる事態を画策したのか(彼はそれを予測していた)。」

上記は、上記森達也さんブログの抄本とコメントです。
2012.5.7付となっているが、2012.6.7付の間違いかと。

1−タナトスというようなものなんでしょうね。内側に向かえば自殺願望、外側に向かえば破壊願望。麻原さんの人間社会というものへの恨みは、中途半端ではなかったですから。1995年当時から、多くの人が言っており、国民も多く理解していましたよ。そんな説だが、知らなかったですか。

2−そもそも、「(彼はそれを予測していた)」というのは不確かですね、説法ではそんなことも言っていたけれど、麻原さんも、被害妄想・小心の反面で、なんとも楽観主義者の一面がありましてね、それは他のカルトやファシズム団体の代表と同じようなものです。

3−森さん、「愛人をたくさん侍らせて教団内カリスマとしてちやほやされる地位を失うことになる事態を画策したのか」なんて言うけれど、未だに理解できないですか。

  麻原さんは、「愛人」「ちやほや」で満足できる程度の煩悩ではなかったんです。簡単な話ですょ。「知識人」とやらは、簡単なことを訳知りに難しくしたがる癖がある、と。坂本事件にしても、陰謀論ごっこ論理が好きな「知識人」が多くいましたが、分かってみれば単純だったでしょう?。実行犯の何人かも予想した通りだった。
 また、人は自分の物差しでまず見てしまうが、色々な人、色々な煩悩、その強さ低さ、色々な物差しがあるのです。それを知るのが「世間智」かと。


4−まして、オウム真理教は「部分社会」でしかない。麻原さんは自らを朱元璋に喩えたり、前生は徳川家光などともしており、歴史に名を残したいとか、権力欲、それが果たされないことでの社会への恨み、強烈な破壊願望がという、強烈な煩悩を持っていたんです。それをあんな「部分社会」の中だけで満足できるものではない、と。

「動機は何なのか。何を思い、何を目的として」

1−そんな動機を麻原さん自身が言わないから「何も分からなかった」なんていう一部知識人がいますが、困ったものです。
 そんな本人が言うわけないではないですか。麻原さんとて、今後とも言う筈がなし。そりゃ、ミニカルトで代表が統合失調症であり直った教祖、なんていう事例もありました。が、麻原さんは幻聴も「世界没落体験」もないから病気ではなく、反社会性・妄想性・演技性・自己愛性人格障害にとどまろうからから「直る」こともない、と。

2−判決文には、法的な所での認定動機がしっかり書いてあります。今一度読み直されたい。誤読しないでください。

3−そして、直接動機、背景の動機、状況など、様々な情報を記述して場合によれば推測していくのがノンフィクション、想像を交えて、より自由に記述していくのがフィクションだと思います。
 本人は言わないまま、なんていうのは、詐欺師の事件でも、カルト事件でも、それからファシズムの歴史でも実に多くある通例のことではないですか。判決公判を見た程度で「病気だ」というように直ちに言う人には、できようがないことでしょうけれど。

「サリン散布の指示を下したのか。」

1−また書いているんですね。森さん、森さんとしてはそう書くならば、「A3」を絶版にしなければならないですね。信者向けの勧誘材料になっているのみならず、正面から矛盾しているんですから。

 森さんは、その485ページで「連載初期の頃、一審弁護団が唱えた「弟子の暴走」論について、僕は(直観的な)同意を表明した。二年半にわたる連載を終える今、僕のこの直観は、ほぼ確信に変わっている。」と記載し、その一審弁護団の弟子の暴走論は、『XI 地下鉄サリン事件、第1 事実経過、第2 争 点、1 被告人による指示の不存在、(5) 結論、ウ 以上のとおり、被告人が地下鉄内にサリンを撒布するよう指示をした事実は一切ない。』としているのですから。

 一審弁護団から「そんなことでは同意したことにならないよ」と言われていないのですか。会われていないのかな。それとも一審弁護団と話す時は調子を合わすのかな。 

「暴走のメカニズムはどのように駆動して、どのように伝播し、最後にはどのように働いたのか。」

1−「相互作用」とかと自分が発見したように言っておられますが、白々しいです。麻原さんの破壊願望を基としてだが「殿様と家臣の共振現象(浅見定雄)」など、1995年春から言われてきたことですよ、私も、麻原さんの気持ちになっての文章を作り、当時テレビ放映されました。私と、浅見先生、福島章さんの3つの説は、おおよそ一致していました。
 最後にどのような働いたか、などはまずは下記の麻原の地裁判決文を、本当にしっかりと読み、それなりに公刊されている裁判での証言をしっかり読んで下さいませ。謙虚にまずは一次資料にあたるべきです。http://www.cnet-sc.ne.jp/canarium/trial/4-6.html

2−下記には資料が6つありますが、事件発覚前に、私は下記抄本にあるように書いて出しました。
 私も、そして警察上層部は直前ででしょうけれど、オウム情勢のそれなりや、麻原さんの心理は認識していただろうことです。警察はやはり認識がまだまだ甘かった、のですが(それもあって被害救済の特別法ができた)。
 後の進行状況はあたってしまったことからして、つまりアトヅケではないことからも一応、正しい分析だったというべきなんでしょう。

http://www.cnet-sc.ne.jp/canarium/siryou1.html#資料4

*****
1994.11.2 − 資料4の抄本
 以上のとおり、カルト宗教たる表記団体は、そろそろ末期症状を迎えたと思われる状況になったという外なく、内部でも傷害・殺人行為が始まったとすれば、各種違法行為が判明するに従い、組織として自暴自棄の度合いを高めていくことが十分に予想されます。
 問題は、教祖麻原彰晃こと松本智津夫の性格ですが、その生育環境とこれまでしてきた行為からすると、ある意味での経済合理性を考えてきた時代から、自己に忠実な組織を造る喜びに飽き、その限度が来たときには崩壊させることの喜び、歴史に名を残す喜びを、意識的又は無意識的に追求するおそれがあろうと思われます。裏で個人的財産を蓄えて崩壊後のぜいたくな生活を企図しているとも思えない点、他のいくつかのカルト宗教と異なり従来から自らもさほどのぜいたくをしていない点からして、逆にこの危険性が高いとも言えます。
******
1995.3.13 − 資料3の抄本
三、さて、当職が把握している限りでも、諸般の情報を総合しますと、既にオウム真理教の内部では中村徹君の事件に見られるようなリンチが続発しているのではないか、と危惧されます。
 そして、麻原彰晃こと松本智津夫は、まさに「国家権力」と戦争をしたがっており、仮にナイフや銃のみならずサリンガスまで持っているとするならば、集団自殺・虐殺は勿論、対外的な各地での一般人を被害者とする事件も心配されます。
 当職としては、昨年の集団自殺に言及した説法を、この1月7日、オウム真理教が放送で改めて流したこと、並びに同封のビラ等から現実に心配しているものです。
 昨年の説法では、「(毒ガスの)次はひょっとして原爆かもしれないね。」などと言っており、まさかとは思いますが、自ら「ハルマゲドン」なる事態を迎えさせようとするとき、そして従来から想像以上のことをしてきたとしか思えないことにかんがみるとき、これさえも彼の発想からするならばあり得なくはなく一抹の不安を覚えます。
 いずれにせよ、サリンガスを持っていれば勿論、そうでなくとも集団自殺・虐殺の危険性は現に存在し、いままでの刑事事件からしても、今後の治安事件としても、とても看過できないものです。
**********
14



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ