2011/11/12

ひかりの輪の欺瞞性   カルト・宗教・犯罪

ひかりの輪の欺瞞性 
 (世田谷区烏山)   2011.11.12      
           弁護士 滝 本 太 郎

第1−1995年5月以降の「オウム真理教」

1期−獄中説法の影響期
−1995年5月から1997年1月31日の破防法棄却まで 
・選任した私選弁護人を通じて「獄中メッセージ」
−次期代表につき、「ケイマ正大師」
−次に、長男次男である幼児2名を「教祖」に。
・破防法対策のために、破産管財人の指示には基本的に従う。1996年末明渡し
・親族窓口
・出家者は、6人程度ずつ居住するための随時アパートを借りる。

2期−破防法棄却による誤解とハルマゲドン期待期
−1997年2月から1999年末まで―
・教団内の元号は前年まで「救済」、1997年「真理元年」
・破防法の解散命令は適用なく、ハルマケドンも来ず。
・信者らは免罪符を得たように活動を活発化
・国選弁護人だけとなり、メッセージが届きにくくなる。
・外部では、映画監督森達也が1997年、映画「A」を撮影して上映し始めた。
・1996年1月の「オウム裁判対策協議会」古参幹部の別所幸弘が「脱会者」だとしてあたり、「人権救済基金」と称して信者でない親らにまで金銭を無心する。
・資金的には、パソコン事業。
・各地で勧誘のためのビラ配り、大学でのダミーサークルも再開するなど。
・住民票を受理しないという対策−自治体側が敗訴
・しかし、ハルマゲドンは来ず、社会との軋轢も極めて強くなる。
・1999年9月29日、対外的な宗教活動の休止と教団名の一時使用停止からなる「オウム真理教休眠宣言」を発表し、さらに同年12月1日、「正式見解」として、事件の関与を認め謝罪し、賠償を行うこと。
・同年12月9日、団体規制法は成立した。

3期−団体規制法制定と「麻原隠し期」
−2000年1月から2003年6月27日まで−
・上祐が1999年12月29日出所。
・2000年1月18日に記者会見、上祐の謝罪・反省の弁と村岡達子代表代行による教団改革の発表
・しかし、教団は2000年1月オウム新法の「観察処分」に。
・シガチョフ事件
・上祐は、2002年1月30日、正式にアーレフ代表に就任

4期−上祐派と原理派(妻・三女派)の暗闘期
−2003年7月から2006年5月まで − 
・妻は、教祖である夫との離婚は結局しないまま2002年10月出所
・茨城県龍ヶ崎市の一軒家の家を確保して居住
・「脱会者」名目らの教祖一家にお付きの信者と、別所幸弘を中心とする集まり
・2005年夏までに、上祐は最終失脚
・2005年正月には男性出家者が温熱修行で死去。富士山で男性出家者も死去し後に発見。驚くべきは、教団はこの2人の遺体をビデオ撮影、信者に広く見せていた。

5期−大分裂期
−2006年5月から現在まで − 
・アレフは、「合同会議」−裏に隠れた妻知子や三女が差配
・上祐史浩は、2006年5月、「人を神としない。新教団を2007年2月までに作る」とセミナーで宣言し、2006年7月には財政面、実務面ともに教団本体からの分離が行われた。上祐らは、2007年5月7日、教団から脱会したとして新団体「ひかりの輪」を設立した。

第2−規 模
1−2011初夏現在、日本国内に出家約260人程,在家約930人程−うち「ひかりの輪」は、出家約30人、在家約180人で、施設は8カ所
2−信者数は、1995.3当時、国内で出家1400人以上、在家14000人以上だったから、激減してはいる。
3−ひかりの輪の勧誘
・インターネット、SNS、オフ会を通じた勧誘
・上祐説法のほかは、神社仏閣など霊地をめぐる活動
4−財政的には、ひかりの輪は、年間、数千万円から1億程度、動いている

第3−「大人の過激派」たる「ひかりの輪」
1−財産や居住場所、出家者の意思確認、教団本体と協議の上で分裂
2−内部地位はオウム真理教の位階によっている。
3−指導者の上祐は、もう名乗らないと言いつつも教祖麻原の認定した「マイトレーヤ正大師」という権威を背景
4−麻原は霊的指導者としての能力はあったとしている。
5−出家者の財産なし、お供物としての食事などなど
6−上祐の職分は、もともと「嘘をつくのがワーク」
7−麻原説法上、何としても残存させるのが上祐の使命

第4−重要な裏付け
1993年1月3日「マイトレーヤ正大師・大乗のヨーガ成就式典」での教祖説法
    *************
「息子として転生し、弟子として転生してきているということは、当然わたしもいずれ彼(上祐)を離さなければならない時期が来る。離さなければならないとは、一人立ちし、そして多くの衆生のリーダーとし、その世界の救済をしなければならないということである。」
    *************


上祐の2000年1月16日頃の長老部における秘密改革案

1−「宗教団体アレフ」にする。
・組織の性格は、教団を拡大して尊師の死刑を止める。
・そして再開を可能にする。
・表向き、教祖や子どもなど麻原家を、外す。

2−新たな布教活動として
・「21世紀サイバー教団」として、インターネットで布教活動をする。
・「アクエリアス教団」として、科学と宗教が合致した超人を育成する。
・「ホワイトフリーメーソン」として、オウム色を出さずに救済活動をする。企業活動の基盤をつくる。
・グローバル教団になるべく、イギリス・ロシアで、インターネットを活用して、布教、経済活動をする。

3−声明では、麻原尊師の指示、関与を認める。
・謝罪し、被害補償活動を行う。
・被害者を「守護者」と呼ぶ。
・発表することで、マスコミを味方につける。

4−観察処分について。
・立入り検査を逆利用して、危険性なしのアッピールをする。
・職権濫用の告訴、国家賠償請求の前提として、証拠の保全に努める。
・大日本帝国に似ているとして、国民を味方につける。

5−立入り検査に対する「対策マニュアル」
・法務部名で出す。
・訴訟、懲戒免職を求めるために、氏名・役職を確認し、写真を撮る。
・問題がないものはある程度見せるが、焦らしながら見せること。
・金庫や机は、鍵をかける。自分の机じゃないという。パソコンは、立ち上げを求められても、自分のパソコンじゃないのでバスワードを知らないと。
・人の調査に対しては立入り検査は設備や帳簿の調査が対象でしょう、という。
・個人的に使用している者、団体に無関係などと対応する。


参考−2011年10月末の「通知書」の要点から
当職は、*****氏代理人として、通知する。
・受給していた年金20万円程のうちの20万円後に10万円程を布施
・矛盾と行き詰まりを感じて何回か脱会しようとしたものの説得され止まってきた
・改めて、本年**、貴団体をも完全に脱会したものであることを、確認のため通知
・また、貴団体代表役員上祐史浩氏は「ばらした荷物を私たちの手で再び梱包する義務はない」「ともかく、逃げ盗むという悪業には、大きな苦しみがあり他を尊重するという善行には喜びがあるということを知ってもらいたい。それが貴方の今生の最大の修行の課題だ」などと今回も述べているところ、これらは何ら理がないばかりでなく、脱会が悪業にあたるとしていて恐怖をあおっているものであり、著しく不当である。   以 上
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