2011/11/23

11.21−記者会見全容  カルト・宗教・犯罪

http://dailycult.blogspot.com/2011/11/blog-post_22.html#more

上記「やや日刊カルト新聞」に

11.21の記者会見の概要と

なんと録画録音全部が出ています。

ご参考までに。

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2011/11/21

声明−オウム真理教家族の会(旧「被害者の会」)  カルト・宗教・犯罪

本日、オウム真理教家族の会(旧「被害者の会」)で出した声明は、下記のとおりです。参考までに。
         ***************
12名の死刑判決確定に際する声明

2011年11月21日
               オウム真理教家族の会
                  会長 永岡弘行

 本日、最高裁判所は、遠藤誠一被告の上告を棄却しました。これにより、オウム真理教事件の実行犯12名について、死刑が確定することになります。

 オウム真理教は、教祖麻原の指示のもと多くの方々を殺し、数千名の方々に傷害を負わせました。未だ後遺障害に苦しむ方々もいます。私どもが顧問弁護士としてお願いした坂本堤弁護士と奥様の都子さん、一粒種の龍彦君も殺されてしまいました。すべて取り返しがつきません。私たちオウム真理教家族の会(旧「オウム真理教被害者の会」)は、亡くなられた多くの方々、ご遺族、数千名にのぼる被害者の方々に対し、ここに深くお詫び申し上げます。

 私どもは、1989年の結成当初から、子供たちの入信・出家の際にこれをとめるためにあたう限りの説得活動をし、また東京、静岡、山梨、熊本での出家信徒たちに対する毎月の呼びかけ行動、拡声器で日々のラジオニュースを流す行動、望遠鏡を設置するなどの監視活動、教祖と幹部らの調査活動など、できる限りの努力をしてきました。今、改めてその無力さに呆然とするばかりです。

 ただ、ただ申したいことは、私どもは会の結成当初から麻原彰晃(こと松本智津夫)の犯罪性を見抜き、被害対策弁護団と協力しつつ、警察や行政機関に対して、何度もなんども強く、オウム真理教へのまともな対応をお願いしてきたことです。宗教法人として認証しないように、認証後にはそれを取り消すよう東京都に求め、出家信徒の子弟にたいし義務教育さえ受けさせていないことが露見したときには、それに対応してほしいと要請し、未成年者が行方不明であることから対応を求め、盗聴器事件では徹底して捜査してほしいと求め、もとより坂本弁護士一家の失踪事件では徹底してオウム真理教を捜査し監視してほしい、と要請してきました。

 今、率直に思います。警察や行政機関がその1つでも、まともな対応があれば、教祖麻原とオウム真理教はここまで増長することはなかった、と。否、私どもの会長永岡弘行へのVX殺人未遂事件1つでもまともに対応して下されば、少なくとも假谷さん事件、地下鉄サリン事件、東京都庁爆破事件などはなかったと。
 それが、ただただ悔しい、そして申し訳ない。そしてその結果、私どもが救おうとしてきた子どもらが12人も死刑判決確定となったことが、ただただ、悔しいのです。

 そのうえで、私どもは強く望みます。12名の死刑は、どうか、どうか執行しないで下さい。
 一連のオウム真理教事件は、グル麻原彰晃こと松本智津夫の存在なしにはありえませんでした。12名の死刑囚は、他の信者同様、もともとなんら違法行為をするものではない実に真面目な青年たちでした。このことは、この16年間の刑事裁判を見てきた方々にはよく分かっていただけると思います。

 その死刑囚12名を初め、なぜ信者らが罪を重ねるに至ったか。それこそが、オウム真理教事件の恐ろしさであると確信します。教祖松本死刑囚は、自らを最終解脱者としすべての人の輪廻転生を支配すると信じ込ませました。教祖松本は、「人のためになりたい」「真理を知りたい」「生きがいを得たい」という純粋な希望を持つ若者に、「死」とその後について徹底した現実的恐怖感を与え、現実社会にあって人を殺しても変革することこそが「救済」になると信じ込ませました。呼吸を管理した修行方法による神秘体験、時には褒め殺し、時にはリンチ、時には数か月にのぼる暗黒の独房、独房内の延々とした説法ビデオ、などなどの心理操作の手法により、もともとの善良なごく普通の若者の意識が解凍し、変革し、さらに「修行」を重ねる中、再凍結していきました。
まして、1994年5月頃からは、「イニシエーション」名目でLSDや覚醒剤など薬物を使用し、睡眠不足、栄養不足、オーバーワークの中、現実感覚を徹底して失わせました。これらのことは、刑事裁判にて相当程度明らかになったと思います。

 一言で「マインド・コントロール」と言えましょうが、その実質は空恐ろしいまでの人格破壊、人間破壊であり、これを作り上げたのは松本死刑囚と彼が作り上げたオウム真理教というシステムです。実際、オウム真理教の中では教祖の指示に逆らった者は、数か月ないし何年も独房に入れられ、リンチされ、温熱刑などにより殺され、あるいは1994年以降は百名以上が記憶を失わされたのです。そんな異様至極な環境でのマインド・コントロール、極限の心理操作の下で、絶対者である松本死刑囚の指示により、多くの事件を起こさせられたのです。

 12名は、松本死刑囚により魂を虜にされた「ロボット」であったという外はないものです。多くの非道な事件は、文字通り、松本死刑囚という「頭」によって、まともな心と意識を停止させられた12名がした事件と言う外ないものでした。こんな心理操作があれば、12名でなく私どもの他の子どもの誰が死刑囚となってもおかくないものでした。否、どんな若者でもたまたまオウム真理教に出あえば、死刑囚になっていってもおかしくないものでした。
 そんな12名の死刑を執行することが、本当に正しいのでしょうか。

 また、オウム真理教事件は実は「内乱罪」に当たるものと思います。国家の転覆を狙った教祖松本を首謀者とする「内乱」とその前提としての様々な事件であってことは、麻原判決を初め多くの判決文自体からも分かることだと思います。今、「内乱罪」の場合は、首謀者のみを死刑とする刑法の規定を、忘れてはならないと思います。

 12名には、まだ生きてなすべきことがあります。オウム真理教は未だ「アレフ」や「ひかりの輪」やいくつかの分派として残存しています。社会の安全のために、オウム真理教事件を真実終結させるためにも、完全に崩壊させなければなりません。今後、これらやその他の分派で絶対的な「グル」が出てくるならば、内部のリンチから始まり、外部への加害行為をくり返す恐れもあります。12名のうち少なくない者はそんな現役信者に対して脱会への働きかけを続けてきました。12名それぞれが、改めて事件について語り、その心理経過と、後の心理状態を明らかにさせていくことこそ、オウム真理教を完全に崩壊させる原動力になります。

 12名は、その他の破壊的カルト、これからも発生する可能性のある強烈な破壊的カルトについても、貴重な研究対象です。特に、宗教的なものにあっては、彼らの行動の背景にあった「神秘体験」や薬物による精神への影響、死の恐怖の捉え方、そのうえでこのような事件まで起こした心理経過を研究し対策を建てることが大切です。彼らはその、生きた証人です。
 12名の死刑は、決して執行してはならないと考えます。
 12名を、麻原とともに、あるいは続いて死刑にすれば、現役信者からは「尊師とともに転生していった」と思われるだけです。
 12名は、獄中にあって相応の償いをさせ続けなければなりません。現実感覚を取り戻させ、維持し、自らがしたことが決して「救済」としての殺人でないことを永遠に実感させ続け、世に破壊的カルトの恐ろしさ、その実態を伝える存在とさせなければなりません。
 
 どうぞ、12名について、死刑だけは執行しないでください。
 社会にあっては、どうぞ死刑の執行を回避させるべくどうか理解を賜り、お力をお貸しください。
 家族の会として、以上のとおりお願い申し上げます。
                           以 上
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2011/11/21

要請書−日本脱カルト協会  カルト・宗教・犯罪

本日、日本脱カルト協会(JSCPR)が出した要請書は、下記のとおりです。
参考までに。
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             要  請  書   

 最高裁判所は、本日、オウム真理教の元メンバー遠藤誠一被告の弁護側上告を棄却した。これにより、一連のオウム事件にて、教祖である松本智津夫死刑囚以外の元メンバー12名の死刑判決もすべて確定することとなる。

 12名は、言うまでもなく地下鉄サリン事件、松本サリン事件、坂本弁護士一家殺人事件を初め多くの極悪非道の犯罪にそれぞれにかかわったものであり、化学兵器サリンまで使った無差別大量殺人まで起こして世界的にも多大な脅威となったことからしても、その刑事責任は実に重い。

 しかし、当協会は、最高裁判所に対して上記の各上告棄却に抗議し、法務大臣においてこれら12名への死刑を決して執行せず、刑を減軽する恩赦も検討するよう、強く要請する。

 すなわち、仮に死刑制度の存続を前提としてであっても、かようなカルト性の極めて高い集団での絶対的指導者であるグルの指示による犯罪について命を奪う死刑を言い渡し、さらに執行することは、まったく正しくない。

 当協会会員らの少なからずは、今回の遠藤誠一被告の裁判を初め、一連のオウム裁判に次々と証人また鑑定人として出頭し、その一環として何度も本人に面談し、時には裁判所の要請により拘置所にて、ご家族の要請により刑務所の了解を得てカウンセリングを重ねてきた。また当協会会員らの数人は、これら死刑囚の起こした事件の被害者でもあり、文字どおり命をかけてオウム真理教と闘い続けてきた者である。

 その中で改めて確信したことは、12名のいずれもが、松本死刑囚と同人が作ったシステムの中で、睡眠不足、栄養不足そして情報不足の中、それまで各人がもっていたビリーフシステムを、巧妙な心理操作の上で「グル=最終解脱者真理の御魂最聖麻原彰晃尊師に絶対的に服従する」「グルの指示で人を殺すのは救済活動であり、良いことだ」などと、入れ替えられたうえでの事件だったということであった。

 この重大な事実は、事件のあまりの極悪非道さによってか、井上被告に対する一審無期懲役判決を別とすればほとんど主文に反映していないが、その直接撒布したサリンによって8人もが死亡した林泰男被告に対する一審判決の判示中に「およそ師を誤まるほど不幸なことはなく、この意味において、被告人もまた、不幸かつ不運であったと言える」とあることから分かるように、事件の真相を知れば知るほど、明確に分かってくることである。
さらに重大なことには、1994年初夏以降の事件は、教団で儀式という設定で使用されたLSDや覚せい剤により、現実感覚をより深く失わさせられている影響が認められるのに、この薬物事件が公訴事実から取り下げられてしまったからか、どの裁判でもまともに分析・検討されたうえでの判決となっておらず、多大な問題である。

 実際、これらは取調官こそ理解していたものであり、1995年初夏、東京地方検察庁次席検事が「マインド・コントロールの影響で取り調べは困難を極めた」と述べたことを軽視してはならない。実行犯らは、実態としてグル麻原の手足に過ぎなかったのであり、思考を停止した状態だったと評価するほかないのである。

 当協会会員らのもとには、今も、破壊的カルトに絡めとられた家族らの相談が引きもきらない。オウム事件の実行犯もまったく人ごとではなく、誰の子どもでも、またどこの家族がその立場になっても不思議ではないことを実感する。

 また、諸外国の同じ問題意識を持つ学者・カウンセラーとの集まりや、外国のマスメディアから取材のとき真に感じることは、一連のオウム裁判は、破壊的カルト集団が犯した事件に対する審理として、殆ど世界で初めての裁判であり、世界中が注目してきたことである。

 かようなとき、12名に対して命を奪う死刑を言い渡し、さらに執行することは、日本の司法と司法行政が破壊的カルト集団の本質を理解していないことを世界に示すものとなってしまうものであり、日本の歴史に重大な禍根を残す。

 12名は、オウム真理教と自己を死ぬまで分析・反芻しつつ、自らの罪を負っていかせるべきである。未だグル麻原の桎梏を離れきれていない被告人もいるが、彼らに対しても息の長い周囲からの働きかけ、そして命の重要性を現実感もって感じ続けるための拘置所における措置が必要である。そして、12名の、その後の心情の変化を折に触れて公表させていくことが必要である。

 それらによってこそ、未だ信者の残る「オウム真理教」も真に崩壊し、かつ破壊的カルト集団がどのような心理的機序により違法行為を重ねるのか、また殺人まで犯すのかを明確にでき、類似の集団による同様の事態を防止することにも資することができる。

 オウム事件は、日本史上、先例のない刑事事件であって、先例のない体制での大規模かつ継続した捜査、先例のない捜査手法、刑事裁判、先例のないいくつかの法律を制定するなどされてきた。12名の死刑判決が確定したとしても、先例のない形での事後処理としてそれを執行しないことこそ、正しい対応であると確信する。

 以上の理由により、私たちは、最高裁判所に対して12名の上告棄却に強く抗議し、法務大臣においては決して執行せず、刑を減軽する恩赦も検討するよう、強く要請する。

2011年11月21日
    日 本 脱 カ ル ト 協 会
       代表理事 西 田 公 昭

最 高 裁 判 所     御 中
法   務   省     御 中

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(当協会は、心理学者、聖職者、臨床心理士、弁護士、精神科医、宗教社会学者、カウンセラーそして「議論ある団体」の元メンバーやご家族らで構成されている180人ほどのネットワークである。破壊的カルトの諸問題、カルトに関わる個人および家族へのカウンセリング経験についての交流およびカルト予防策や社会復帰策等の研究をおこない、その成果を発展・普及させることを目的としている。設立1995年6月、旧称日本脱カルト研究会) 
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2011/11/21

声明−被害対策弁護団  カルト・宗教・犯罪

本日、オウム裁判の終了−12名の元弟子の死刑確定−に関して、オウム真理教被害対策弁護団が出した声明は、以下のとおりです。参考までに。
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声  明 

 本日、最高裁判所は、オウム真理教の元信者遠藤誠一被告の上告を棄却し、1995年までに教団が関わった一連の刑事事件に対する裁判が全て終了した。一連のオウム真理教事件では、麻原彰晃こと松本智津夫被告の外に12名の死刑判決が確定することとなった。

 オウム真理教は、私たち弁護団の創始者である坂本堤弁護士、妻都子さんと龍彦ちゃん(1歳2ヶ月)を殺した事件、不特定かつ莫大な死傷者を出した地下鉄サリン事件や松本サリン事件、信者に対するリンチ殺人事件などの凶悪犯罪であるが、刑事裁判の確定までに、起訴から約16年の長い期間がかかってしまったことは誠に遺憾である。

これらの判決確定は一つの時代の区切りではある。しかし、オウム犯罪の被害者や遺族は、未だに後遺障害やトラウマなどに苦しみ続けているのであり、事件の終了を意味するものではない。被害者に対しては、今後も社会的なケアなどが継続されるべきものである。

 また、これほど長い期間が経過しているのに、オウム真理教の後継団体であり、松本智津夫死刑囚の教えを信奉し続けている団体である「アーレフ」や「ひかりの輪」が未だに存在し、活動を続けていることに強い怒りを感じているものである。被害者のためにも、社会のためにも、あるいは団体自身の責任を取る上でも、速やかに自主的に解散することを強く望む。

 一方、これらの事件は、オウム真理教の特異な教義に基づきグルである松本死刑囚に対して全ての信者が絶対的に服従しなければならない状態の下で、松本死刑囚の指示でおこなわれたものである。このようなカルト団体に対して、警察や行政機関の対応が極めて不十分だったために防止することができなかったという側面は強い。例えば、坂本事件の現場に多数の血痕が残されていたのであるから、速やかに犯罪としての捜査をしていれば、それ以降の事件は防止できたのではないだろうか。

しかし、オウム真理教に対して国や社会として何ができたのか、どうすべきであったのかという観点からの本格的調査検討は全くなされていない。国がなすべきことは、同種事犯の再発防止のために死刑囚らを含め関係人らすべてから十分な調査を行い、破壊的カルトや化学兵器の製造使用事件等を理解した上で、カルト予防を含めた十分な対応策を構築することである。

 今後の問題を検討していく場合、オウム真理教の死刑囚については、これらの問題の証人としての大きな役割があるのであり、私たち弁護団としては彼らにそれを語り続け、未来の日本への警鐘を鳴らし続ける役割を期待するものである。松本智津夫以外の死刑囚は、たまたま松本に指示されてこれら犯罪を犯してしまった面を考えれば、死刑を執行すべきなのは、首魁者の松本死刑囚だけでよい。他の実行犯らに対して、死刑判決を執行すべきではない。

 よって、12人の死刑囚については、死刑の執行をしないことを望むものである。

 以上のとおり、声明とする。

2011年11月21日
  オ ウ ム 真 理 教 被 害 対 策 弁 護 団
           事 務 局 長  小  野  毅
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2011/11/19

備忘録−中川死刑囚の短歌  カルト・宗教・犯罪


2011.11.18、最高裁でも死刑でした。

17日、元オウム真理教・中川智正被告が短歌 弁護人を通じて公表

「りんご樹をこの世の底で今植える あす朝罪で身は滅ぶとも」

「恐ろしき事なす時の我が顔を見たはずの月 今夜も静(さや)けし」

「遺(のこ)しおくその言の葉に身を替えて第二の我に語りかけたし


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2011/11/19

備忘録−産経新聞にて  カルト・宗教・犯罪

備忘録−産経新聞 【16年目の終結 オウム裁判】
(5)滝本太郎弁護士「信者なくなるまで戦う」
2011.11.16 11:37

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 今月3日、翌日の命日を前に鎌倉・円覚寺で営まれた坂本堤弁護士=当時(33)=一家の二十三回忌法要。滝本太郎弁護士(54)は墓前に手を合わせた。「21日で全員の判決が確定しちゃうよ。どうしたらいいかな」

 オウム被害者弁護団の活動をするなかで、教団の凶行の犠牲になった坂本弁護士とは彼の司法修習時代から、酒を酌み交わす仲だった。
 「坂本だけをオウムに立ち向かわせてしまった」
 猛烈な後悔の念が、滝本さんの人生を変えた。

 滝本さんは一連の裁判で、教祖の麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚(56)以外の死刑執行反対を訴えてきた。一連の事件は、麻原死刑囚によるマインドコントロールのもとで起きたと考えるからだ。だから、教団施設の調査や、信者の脱会活動を積極的に展開した。
 そんな熱心な活動ぶりが「『魔法』を使って滝本をポア(転生の意。殺人を正当化する教団用語)する」(麻原死刑囚)と標的になるまで、時間はかからなかった。
 平成6年5月、車のフロントガラスからサリンを流し込まれた。太陽が「縁だけ赤く、黒っぽく」見え、間もなく嘔吐(おうと)。

 それでも、「オウムをなくすのが坂本の無念を晴らすこと」という信念は揺るがなかった。7年6月、信者の脱会後の生活をサポートする「カナリヤの会」を発足。裁判の傍聴や、拘置所にいる幹部らへの面会も積極的にした。
 「信者がマインドコントロールされる過程を知り、再発防止につなげたい」という一心からだ。
 「カナリヤ」には元出家者100人以上が訪れたが、麻原死刑囚の呪縛から解き放たれるまでに10年の歳月を要するケースもあった。3人に1人は精神科に通院した。苦悩の末に命を絶つ元信者もいた。
 オウム事件の実相に近づくほど、「洗脳」の深刻さは実感を増した。多くの命を奪った教団幹部たちでさえ、そんな“被害者”と考えるようになった。

 印象に残る幹部の一人が上告中に拘置所で面会した林泰男死刑囚(53)だ。地下鉄サリン事件で、他の実行役がサリンの入った袋を2つ持ったのに、林死刑囚は3つ持ち込み“殺人マシン”と言われた。
 「少しは悪い感じのやつだったらよかったのに…」。当時の様子を率直に振り返る話しぶりからは、死刑を言い渡した1審判決ですら「人間性自体を取り立てて非難できない」と表現した素朴な人柄がにじみ出た。
 「悪意の殺人には限度がある。善意の殺人には限度がない」。素朴な人柄の“善人”ですら、殺戮(さつりく)に駆り立てるカルトの恐ろしさを改めて実感した。

 「アレフ」「ひかりの輪」などオウム後継団体の信者からは、現在も連絡があり、話を聞いている。そこには、「先生はうまいことポアされなくて、残念でしたね」と無邪気に笑いかけてくる若者たちの姿がある。事件前同様、カルトにのめり込む若者たち…。
 「麻原を信じる人間がただの一人もいなくなるまで、自分の戦いは終わらない」。天国の友に思いを馳せ、決意を繰り返す。(時吉達也)

 ■洗脳と脱会信者支援 オウム真理教のようなカルト教団の中では、信者らは「洗脳」あるいは「マインドコントロール」といった状態になり、正常な判断能力を失う。そのため、脱会活動や脱会した信者らには手厚いケアが必要となる。平成7年の強制捜査以降、脱会者は急増。信者の親などで組織される「オウム真理教家族の会(旧被害者の会)」や、元信者が相互カウンセリングをする中で完全な脱却を図る「カナリヤの会」、カウンセラーや宗教学者らによる「日本脱カルト研究会(現協会)」などが支援や情報交換をしている。
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2011/11/18

ひとこと−i  日常のこと


√−1つまり「i」は、許せなかった。

高校数学からガクンと成績が落ちた理由にしている。

「i」なくして現在科学は成立しないというが、

愛ある現在科学を。


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