2010/8/5

年金記録確認−厚生年金  憲法・社会・官僚・人権

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B4%E9%87%91%E8%A8%98%E9%8C%B2%E5%95%8F%E9%A1%8C

上記のこと、まあ地方の確認委員をやってますです。秘密にすべき基準の詳細とかを書くのではなく、その感想を、まあ書いていいだろう範囲で書きます。

もちろん個人的な文章でありますが、広く知ってほしいし、今後の問題解決の方向性の参考にして欲しいので。

第1
 うーん、年金制度は、もともと第二次世界大変の戦費調達のために始まったのだなぁ、最初は後々の支給なんてほとんど考えずに始まったのだろうなあ、と感じた。
 そして、制度が様々あり、変更もしばしば、あまりに複雑だなぁと。
 それでも、少なくない企業や、役所において、詳細な信頼できる記録を残していたりして、実に日本の事務担当者や公務員、また官僚制度と言うのは優れているところがあるんだな、と思う事案が多い。
 その原記録がなくなくっていたりするのがつらいところです。

第2
 「働いていることがそれなりに証明できれば、記録を訂正してもらえる」と、かなりの国民が誤解しているようにと思う。政治家もそんな感じで言ったりすることもあるので、困る。
 中には、戦前や戦後すぐあたりは、その業種は厚生年金制度がなかったのであり、つまり控除していることはまずありえず、仮にいても制度上、年金記録にできる筈がないものまである。
 残念だが、さらにその後でも、小規模企業の場合や非正規労働の場合、また孫請けだがワッペンはもとの会社のものをつけていた場合など、もともと厚生年金保険料を控除などしていないことも、少なくない。同僚らに聞いて言ってそう分かることが多い。
 それなのに、政治家らが、ともかくどこかの企業で働いていたことがそれなりに証明できればいいような感じで説明していることが、一部の人に過大な期待をさせてしまっていてるように思い、困ります。
 加えるに、企業では、これとは別に雇用保険は控除していることが多く、その他の会費とかも控除されていたりして、何かの控除があったと思うという記憶だけはあったりして、難しいです。
 なお、雇用保険の控除があれば、それだけで年金についても保険料も控除されていたとみなしてしまうようなことを方法も、大臣が言っていたが、それは乱暴に過ぎるのではないか、と思う。
 政治家は、正確に説明しないといけないです。

第3
 すべて申立が必要、というのは問題ではないかな、と思うことがある。申立てを必要とするという原則は守るとしても、年金機構?なりの職権でできれば、速く解決するだろう事案がある。
 というのは、同一職場で一人が申し立てて、1−数カ月分の保険料ではあるが、明らかに給料から控除しているのに納付されていなかったり、時には納付されているだろうに記録がない、と思える事案がある。そして、他の何人か又はやたら多くの従業員についても同じことなんだから、という事案です。多くは会社の問題だが、社会保険事務所の問題ではなかったか、と思えたり。

 それでも、それぞれの人が申し立てなければ対応しないという制度で、気が付かなければ訂正がないままです。同一企業のまったく同じ申立てを、改めて調査する形にして、委員会で認める、と言うようなことを繰り返すなんで、馬鹿らしいのではないか、と思う。
 
 もちろん、会社の方でまとめて対応させ、まとめた申請がされることもあるのだが、昔のことであって退職していたり、その会社が倒産していたりすれば、まとめての申請などできようもない。

 そんなとき、どこかの委員会で1つの救済がされたならば、他の同様の人は職権で変更してもいいではないか、と思うのだが。中には、こんなの一人の申立てさえがなくても職権で−例えば、職権で一度は委員会に持ち出す形を取ってでも−変えればいいのに、と思う事案がある。

申請主義を維持し続けるのは、
1−法の建前と
2−気付かないままの人に不審を抱かせたくない、まして死亡している場合、配偶者も死んでいる場合もあるから国への不信を増長させてしまう、
3−それをしてしまうと大変な金額になっていく可能性がある
という問題なんだろうと思う。

しかし
1−少額であっても、増額になって文句を言う人はいないだろうし
2−それで残件数がそれなりに減るだろうし
3−国として誠意をもって対応するには、一時期の不審増大よりも長期的な信頼の方が大切だと思うんだが。

 以上、まあ書いてもいいだろう感想の範囲で書きました。

 確認委員会では日当などの費用がかかっているし、調査する人の人件費もかかっている。それを減らしていくことも大切な課題です。
 昔、横浜県税事務所という所で、1年だけだが税金の仕事をしたこともあり、血税を大切に使いたく、感想を書きました。

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