2005/11/11

あとは弁護人辞任のみ、と法務大臣  カルト・宗教・犯罪

 麻原裁判が、高裁で実のないところで揺れてますね。メディアでもTBS、日本テレビ系列と、報道があった模様。
 ーどなたか録画していたらダビングを下さると幸いです。一部しか見ていないので大変申し訳ないですがー

 すなわち、8月31日までと控訴趣意書提出期限とされていたのにかかわらず、結局、提出しなかった。骨子はできていて、裁判所面談で出せるのに、裁判所が訴訟能力の鑑定をすると決めたものを鑑定人尋問とか立会いだったか求めて、直前まで迷いながら、出さないままと聞く。

 「訴訟能力はある」という鑑定結果が出たとき、これを受けて、高裁は、直ちに控訴を却下すべきとするのが、刑事訴訟法の規定です。

 弁護人は、本人と打ち合わせができない状況では控訴趣意書を出せないというが、それは無理な主張。

 本人がまともに対応しない事案なぞ少なくないし(私も特別案件の国選で、あまりに理のない懲戒請求をされながら弁護を続けたことがありますよ)、麻原被告本人は1997年4月の罪状認否で明らかな通り、争いたい内容は明確にもともと述べているのですから、それにしたがって趣意書を書くことは十分できるのであって、屁理屈でしかない。

 うーん、弁護人2人は、弁護士感覚では、あまりに危険な賭けに出たなぁ、まずいよっ、と思う。

 高裁が弁護人を強く批判するのも当たり前のこと、懲戒請求が高裁からされなかっただけよかったと思うべきだろう、と。

 これで、実際に、趣意書提出期限を守らなかったことを理由に控訴棄却となったら(高裁はどうするかなぁ、法にそう書いてあっても、死刑判決の執行期限が守られないのとまあ近い感じで、棄却しないことがあっても不思議はない。だが、死刑の執行期限が守られないのと異なり、先例がないもの)、麻原裁判がこんな形で終わることになってしまう。
 なんと。

 なぜ弟子らに、ああも極悪非道の罪を犯させることができたのか、薬物のこと、マインド・コントロールのこと、一審では全体としてあまりに不十分です。
 LSDを使ったキリストのイニシエーション(松本サリン事件の直前から始まったものです)については、ビデオをとられた人も多くいるはず、そのあまりにおぞましい実態を、法廷に示さずして、なんでオウム裁判なのだっ、と思う。
 
 検察側も、そのおぞましさを示してしまうと、弟子の処罰が軽くなるとして出さないのかもしれないが、提出命令を出しもしない裁判所の姿勢も、大いに問題です。

 うーん、控訴棄却となったら、懲戒請求するほかないではないか、この2人の弁護士。

 弁護人は、すでに、裁判官の忌避申立て、異議申し立てをして却下された。弁護士会に「人権侵害」だとして救済申し立てもしているのだそうだ、なんと。最高裁でも忌避など認める筈もない。

 残る方法は、「訴訟能力はある」との鑑定が出る前に、辞任するのだろうなぁ。ああ、いかに引き伸ばしのためとはいえ、そんな手法が何時までも許されると思っているのだろうか。

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追伸
 今週号のサンデー毎日に、江川さんの法務大臣批判が出てますね。
 私も驚きました。死刑の執行のための署名、印をしたくないなら法務大臣にはなるなっ、と思いますです、私も。
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