2005/7/6

備忘録−光る壁  他の本など紹介

備忘録―光る壁画
吉村昭著 新潮文庫

 胃カメラが日本で発明されたということは、私も聞いたことがあった。その発明の歴史が書いてある。

 著者の本は、取材が十分、という感じ。この著者が戦後のこんな事柄まで書いているとは知らなかった。

 うーん、NHKのプロジェクトXは、やたら感動的に描くけれど、本当に普遍的に感動的な事柄は、それほど多いものではなく、ってもこのような十分な取材と筆力が必要なのだろうなぁ、と思った。時代背景も しっかり書かれている。

 考えてみれば、電気製品もブラックボックスが多くなってしまった。トースターはなんとなく説明できるけれど、電子レンジはやはり腹に落ちる説明はできないですもん。胃カメラって、その点では発明への努力を理解しやすい良い題材でもあろうと。

 うーん、しかし、三味線の二番線、コンドームの利用、光源のことなど、戦後初期の発明って、実に人間的だなぁ、と思った。

 進路に悩む高校生とか、にも薦めたい感じ。

(実はこれ以降、10日までのは、10日の未明に書いてます。毎日書かなければいけないなあと思いつつ、遅れ遅れです。)
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