今日はみやした君からの誘いで、息子と僕と連れだって都電の車両撮影会に行って来た。都電荒川線は、かつて東京の市街地域を縦横に走っていた路面電車の最後の生き残りだ。ほとんどの区間で全専用軌道を持っているので、まあそれが生き残った大きな要因なのだろうか?
朝9時15分、都電王子駅のホームで待ち合わせて合流した。ホームで都営交通機関が1日乗り放題のフリー切符を購入、これで万全だ。
場所は荒川車庫前で下車してすぐ前にある「荒川車庫」本当に道を渡ってすぐ前にある。さて、こいつはまだ撮影会が始まる前、車庫入り口で立ち入り制限がされている場所から撮った。右の赤いやつがレトロ車両。今日お披露目になるのは、これの2号機で塗色が青い車体だ。
ルミックスFZ-20で撮影した。光学ズームが12倍なので望遠撮影には持ってこいだ。500万画素機だがレンズが大口径で性能がよいので画質はすこぶるよい。ただボディがプラスチック製で軽いのが僕の趣味ではない。
撮影会開始まで少し時間があるので、車庫すぐ横にある公園に生体保存されている旧型車両を見に行く。ああ、懐かしいなぁ。都電と言えばこの形と色が記憶の底の方に残っている。都電直営(って言う表現も変だが)の公園だから、車両の保存状態は極めて良く、中も見ることができる。
これはキャノンのG2+レイノックスのワイドコンバータで撮影した。焦点距離が0.72倍になるので広角側が約24〜25ミリになっているはずだ。400万画素の古い機体だが、金属製のボディはずっしり重くて手に馴染む。画質も大変よくて未だに手放せないいいカメラですね。
会場に戻る(ほんの30メートルくらい横移動する)ともう撮影会の準備が整っていた。新車の青塗色を並べて、日章旗を飾り付けてある。これって日の丸嫌いな人が見たら卒倒するか、わめき散らして取り外しに掛かるのだろうか?幸いにも今日はそんな騒ぎは起きなかった。これもキャノンG2。
撮影会は2段階方式で、一定のラインまで人を遠ざけて、車両のみを撮影させる「鉄道マニア向けタイム」と、車両すぐ近くまで近寄って撮影できる「ファミリータイム」。これは良い考えだと思う。しかし、ファミリータイム中に車両すぐ前に立つ子供に対し「じゃまだ」とか「どけ」と言う声や仕草をする鉄道マニアをけっこう見かけた。そもそも、ファミリータイム中は、そういった行為、つまり子供などをも立たせて記念撮影をするのが趣旨なんだから、社会人としてちゃんと理解し、協力するべきであろう。
さて、せっかく普段は立ち入れない車庫内に入ったのだから、このようなアングルで1枚。車庫内から本線に出ていく軌道だ。
最後に、車庫内にあった作業用の車両だろうか?形が面白いので撮ってみた。これはまたFZ-20。ところでこれって車種は何かな?さぶちゃん教えて。

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