2008/4/29

春の旅12  飯田線の旅

 前例のない優雅な朝食をとったあと、荷物をまとめて宿を出発する。
今回の掃除はいつもの時程を変更して開始時間を10時とした。いつもなら朝8時半開始だから、とにかく朝は余裕がない。早起きして朝食を食べずに列車に飛び乗るか、せいぜい駅でそばを食べるのがやっとだった。しかも、伊那市駅も駒ヶ根駅もソバ屋が廃業してしまっていて、早朝の朝食を食べるのが困難を極めている。
 しかし、今回はゆっくり起きて優雅に朝食をとって・・・凄い余裕だ。
ただし高遠の更に山奥から田切駅までの所要時間が正確に分からないので、おおよそ1時間と見積もり9時には移動開始した。結果として1時間は掛からなかった。

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 田切駅に入ってくる上り方面(豊橋方面)行きの列車、119系。この辺りは標高が高いとは言え、もうすっかり春で、雪もなければ霜もない。

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 田切駅ホームの伊那市寄り先端部から見た景色。この見慣れた風景も僕らが来始めた頃に比べるとだいぶ変わった。左上部に2台車が停まっている三角形の空き地には普通の民家があった。雑貨屋だった小松屋も酒屋の下村酒店も閉店してしまった。実に寂しい。

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 ホームから下に見える便所。築堤に草の伸びていないこの時期だけ、こうやって直接見ることが出来るのだ。相変わらず個室の扉は取っ手が壊れたままだった。

 僕らが10時少し前に駅下の駐車場に着いたとき、ホームには既に亀さんがいた。長年の習慣とは恐ろしいもので、8時半から駅にいたそうだ。
 さあ、いよいよ掃除を始めますか。
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2008/4/28

春の旅11  飯田線の旅

 夕食を食べたら、もうすることがない。何しろ何もない山の中なのだから。
ビールの酔いも手伝って早めに布団に入ったら、いつの間にか寝てしまったが、局長とあ〜る君はなにやら遅くまで話し込んでいたようだ。

 山の朝は寒い。でも爽やかな空気で大変すがすがしい気分だ。この宿の朝食は和食(米食)とパン食から選べる。僕は断然旅館の朝飯は米という主義だ。局長もあ〜る君も当初和食希望だったが、事前の情報で「パンが旨い」と知っていた僕の意見で全員パン食を希望した。

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 朝食は昨晩の囲炉裏のある部屋から代わって食堂になった。昼間は喫茶店として活用されている部屋のようだ。もっとも喫茶店としてはどの程度客があるか分からないが・・・
 こんな感じにテーブルの食堂で、薪ストーブがあって暖かい。下の写真中央少し左にあるのが火のはいった薪ストーブ。

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 反対側には喫茶店らしくカウンターがある。

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 メニューはスープにハムエッグにパン。ヨーグルトと写真から見切れているが野菜サラダが付く。パンに付けるイチゴジャムはどうやら自家製のようだ。

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 もちろん朝食も全部食べた。
 充実した朝食でした。なにしろ何も雑音がない部屋にクラシックのBGM。しかもCDやMDではなくてアナログのLPレコードに真空管アンプ。実につややかな響きのある音で何と優雅な雰囲気。こんなクラシックの流れる部屋で時間を気にしないで朝食を食べたのは初めてでした。

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 部屋に飾ってあった「下駄スケート」信州ですねぇ。

 この宿は都会の喧噪を離れてのんびりしたい人にお薦めです。
但し、携帯電話がつながらないので、仕事上連絡がとぎれると支障のある人や携帯が無いと1秒も生きられない人は泊まらない方が良いです。とにかく何もないので、しみじみ人生を語り合ったり出来ますが、ボードゲームなんかを持ち込んで楽しむのも良いかも知れませんね。
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2008/4/20

春の旅10  飯田線の旅

 山の中の宿では、普段都会にあるような娯楽はもとより、本当に何もない。普段慌ただしい生活なので、こんな時はのんびりしたいのだが、小学生の副部長の息子と、普段から余裕の生活をしている局長は暇をもてあましているようだ。宿のすぐ前を流れている小川まで遊びに行ったが、水が余りに冷たくて入って遊ぶことが出来ない。息子は石を拾って投げて遊んでいる。

 それでも時間は経つのだ、そうこうする内に夕食の時間になった。夕食はいろりのある大きな部屋で食べる。多分元々は、体育館程は広くないが、幼稚園で言う遊戯室のような部屋なのだろう、そこをリフォームして食堂にしてあるのだ。全体に暗めの照明で、いろりでは炭が燃えていている。たき火のような独特のにおいがしてほのぼのと暖かい。僕ら以外の客はいないので、この広い部屋で4人だけの夕食になる。

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 食事の準備中。大人3人と小学生なので、息子は子供メニューになる。子供メニューと言っても「お子様ランチ」のような子供だましではなく、単に普通は子供が食べないような料理の一部を、子供が食べらられるようなものに変えてあるだけだ。しかしこれが裏目だった。副部長の息子は普通の大人でも食べないような物を好んで食べてしまうのだ。

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 いろりの炭火にのっているのは、肉とキノコをホイルに包んだもの。大人向けメニューなので3人分。実に酒がすすみそうな旨そうな肴だ。今回は自動車移動なのでここまでまったくアルコールを口にしていない。副部長と局長はビールを、あ〜る君は果実酒を注文して飲む。小学生の息子はリンゴジュースだ。

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 でっかい茶碗蒸しに、ニジマスの塩焼き、天ぷらに、馬刺し、いろりの鍋は豚汁か猪汁?写真では小さめに見えるが、実物はそれぞれがけっこうでかい。息子は子供メニューにない馬刺しが気になって、くれと言う。結局全部食べられた。
 
 ご飯が大きめの茶碗で4人に2杯分ずつもある。鍋の汁も、大きめのお椀に3杯分づつくらいある。これだけでもかなりの量だ。さらに、信州名物のそばが食事の終わりに出た。これがまた普通のおそば屋の1人前より多い。ざるに山盛りあって、旨かった。 「出された物は全部喰う!」

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 と言うわけで、たっぷり1時間かけて全部滅ぼした。これには宿の人も吃驚したのではなかろうか?
 TVもなくラジオもなく、他の客の騒ぎもなく、山の中で小川の音の他に騒音もなく
、実にのんびりと優雅な夕食でした。どの料理も旨かったし、お腹も一杯になりました。
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2008/4/15

春の旅09  飯田線の旅

 城山公園で松本の展望を堪能したら、少し遅めの昼飯を食べに向かう。何しろ公園一帯の山の上には食堂がないので、少し時間が掛かってもどこかに行って食べることになる。そこで今回もあがたの森公園の旧制高校記念館の喫茶店に向かった。
 しかし、食堂ではなく喫茶店なので、午後少し遅く僕らが着いた頃には食事関係のメニューが終わっていて、サンドイッチとパスタだけになっていた。まあ、仕方のないことだ。しかも昼食にけっこう時間が掛かってしまい、旧制高校校舎見学の時間もなく、今夜の宿に移動しなければならない時間になった。
 今宵の宿は、初めて泊まる場所で、あがたの森からの所要時間も定かではない。そこで安全時間を取って少し早めに移動を開始した。

 宿は伊那市から饅頭と城跡の「高遠」に移動して、更にその山の奥に登った先にある。この春休みの時期に安く泊まれる場所を物色して見つけたのだ。春休み中の休前日である土曜日の宿泊で大人一人1泊2食で8000円なのだ。

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 細い田舎道をどんどん上っていくと、しだいに周囲に民家が少なくなり心細くなる。その登り切った辺りに大きなお寺があってそのすぐ横に宿があった。
 廃校になった分校を改装して宿屋として営業している「御宿・分校館」なのだ。
 時刻表が付いていないけどバス停があるから、もしかしたらバスの便があるのかも知れないが、僕らの宿泊中には見なかった。

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 木造の平屋建てで、さほど大きくない。最も周囲に民家らしい民家がないような場所なので、大きな寺や学校があること自体が不思議だ。実は高遠にダムが出来た時にだいぶ水没した集落があったようだ。

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 宿の入口、かつての正面玄関だったのだろうか?

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 玄関ホール。内装はだいぶリフォームしてあって、綺麗に手入れされている。ランプが置いてあるのが見えるが、電気はちゃんと来ていて、普通に電灯が付いている。

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 少し離れたところから見た全景写真。それ程大きくはないですね。

 僕らの他に宿泊客がいない。つまり貸し切りだ!
 周囲は山、小川沿いの小道に面した宿で、携帯電話の電波が全く届かない。携帯が使えないと生きられない人には絶対に泊まれない宿だ。周囲はおろか宿にも娯楽的要素は全くない。もちろん西園寺もいない。つまり「何もない」宿で、何もしない開放的な時間を過ごそうというわけだ。
 所で、この状態でも、局長の実家に比べたらなんぼか都会らしいぞ。
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2008/4/14

春の旅08  飯田線の旅

 ワサビ園を出たら一路松本へ向かう。今回の目的地は「城山公園」で、ここの展望台がやはり「お願い〜」に出てきた背景になっているのだ。ここは実に行きにくい場所だ。と言うのも、鉄道の最寄り駅は恐らく北松本ではないかと思うが、かなり距離があり、公共の交通機関乗りようが極端に不便なのだそうだ。名前の通り公園は山の上にあり、かなり細い住宅街の路地を登った先にある。僕らは自家用車での移動だからさほど苦労はしないが、それでも凄い急勾配の坂道に恐々とした。雪が少しでも積もったらチェーン付けても滑ってあがれそうにないほどの急坂だ。

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 これが公園の南の端にある展望台(展望塔?)で、実は作中の描写とは上部の形がだいぶ違う。事情通の局長によると、以前は全く同じ形だったのだが建て替えられて現在の形に変わったのだそうだ。これだけでもけっこう高さがあるが、山の上の公園の南端の斜面上に建っているので凄く眺めがよい。

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 台上の展望スペースからの眺め。日本アルプス方向を望む。さっきまでこちらの方面にいたのだ。 

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 反対方向は美ヶ原高原方面。昨年初夏に美ヶ原に行ったが、爽やかで美しいところだった。
 この日は少し風があって、展望台は思いの外揺れていた。けっこう骨太で頑丈な構造物なのに、意外なほどの揺れであった。

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 台上の局長。これで展望台の大きさが実感出来るだろうか?テント張って寝られるほどにでかいです。ここもまだ桜のつぼみが開き始めだった。実はこの時期が展望には良い時期なのだ。と言うのも木の葉が全部落ちていて、新緑が芽吹いていないので、夏なら木の葉に隠れて見えない所までがよく見えるからだ。

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 松本城も遥か眼下に見えた。こいつは副部長の息子のカメラの光学12倍ズームを使って撮った。

 初めての訪問だったが、なかなか眺めの良い公園でよかった。ただ売店や食事の取れる店が近くにないのが不便だった。既に昼食時間なのだが、ここでは食事が確保できないので移動するのだ。
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