2006/2/28

旅の食17  飯田線の旅

 花見について。
そろそろ早咲きの寒桜の頼りが聞こえ始めた。桜と言えば「花見」と言うことになるのだが、その場合の桜は現在は「ソメイヨシノ」が通例で、赤みを帯びた緋寒桜はどうやら花見の対象にはならないらしい。ところで古来は「花見」と言えば、その対象はぱっと咲いてぱっと散る桜ではなく、梅だったらしい。桜が好まれるのは武家社会になってからで、梅を好むのはいかにもおっとりした公家文化だ。だいたいがソメイヨシノ自体、近代になってからの品種だ。
少し前に自宅近傍(と言っても車で1時間以上掛かるが)の梅林に行った。い草のござを1枚50円だったか100円だったかで貸し出していて、梅の木の下で花見の宴やら、単に通食の弁当やらを広げている客が結構あった。その状況を端で見ていてちょっと羨ましかった。梅のほのかに雨衣香りに包まれてビールを飲めばことのほか旨かろう。

 飯田線沿線でも、天竜峡以南では線路沿いによく梅の花を見かけるが、やはり多いのは桜の方だ。水窪駅は川を見下ろす断崖の上にあり、駅からはその崖に作られた階段で下りる。川沿いに遊歩道があって、そこは桜の木が植えられている。やはりそこで花見をしている地元の人を見たことがある。なかなか良い花見環境だった。
 トロッコファミリー号は、中部天竜が終点だが、機関車の付け替えと待避で水窪駅まで行く。どうせなら春先だけでも水窪あたりまで客を乗せて「お花見列車」営業したらどうだろうか?
 また、果樹園に花が咲くGWあたりには、飯田トロッコ号を走らせればいいのにとも思う。特急伊那路は確かに快適な特急用豪華車両だが、何しろ窓が開かない。その点トロッコファミリー号は窓全開!(と言うか窓そのものがないけど・・)だから、さわやかな春風にあたりながら、花の香りも楽しめる。その点では圧倒的に特急に勝っている。
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2006/2/27

旅の食16  飯田線の旅

 今年はどうも梅の開花が例年より少し遅れているようだ。
昔の伊那松島駅のスタンプの図柄にもなっているのが「伊那梅林」スタンプになるほどだからかなり有名な観光名所なのだろうが、実はまだ現地に行ったことがない。写真は自宅近傍の梅林で撮った。
 この手の梅林は梅の花を見せることが目的ではなく、実を収穫することが目的のいわゆる「果樹園」なのだ。この時期は満開の状態を観光客に見せるために解放する。梅の花は桜と違って、独特の甘い香りがあって、満開の梅林では、一帯が甘い香りに包まれる。でも、「伊那名物梅干し」なんてのは聞いたことがない。ただ天竜峡より南では「小梅」が名物のようで、平岡駅の売店で売っている名産のアイスで、確か4種類ばかりある内の一つが「天龍小梅」だった。かなり小振りのカップに入ったアイスで、お値段もそこそこ高かったように記憶している。

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 僕はこの小梅アイスが好きで、平岡で長時間停車になる旅に列車を降りてキヨスクまで買いに走った。最近は売店の開いている時間帯に平岡駅に降りないので、食べていない。甘いアイスの中に、こりこりとした食感の梅の実が入っていて、その酸っぱさが実に旨かった。
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2006/2/26

専用?  飯田線の旅

 限定とか専用とか言ううたい文句にどうやら男は弱いようだ。
特に「専用」と言われると、全体が赤くて3倍の早さで動き回るのではないか!?と期待してしまう。とそこで、下の写真を見ていただきたい。
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 どこぞで見たような形状のカップ麺ですね〜。でも、パッケージが少し変わってる。カップの横にも蓋にも蓋を停めるシールにも「SDF」のマーク。つまり「SDF専用」のカップ麺なのだ。ちゃんと赤いところもいかにも専用だ。で、SDFと言うのはマークの下の黒い矢印を読めば一目瞭然で「せるふでぃふぇんすふぉ〜す」自衛隊だ。これは自衛隊の組織内で食されている専用カップヌードル醤油味だったのだ。中身がないのは僕が食べたからで、味の方は市販品のカップヌードル醤油味と全く同じだった。日清もなかなか味なことをするものだ。今のところ醤油味しか確認されていないが、事に寄ったらカレー味やシーフード味が存在するのかも知れない。
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2006/2/24

旅の食15  飯田線の旅

 旅と言えば酒なんだが、旅行中は缶ビールばかり飲んでるので、地酒と言ってもまあ、土産で買う程度だ。何故って一升瓶抱えて列車の中で酌み交わすのもちょっとはばかられる。特に飯田線の普通列車の場合、テーブルが全くないから、余計だ。宇宙局長が何故か体質的に日本酒を受け付けないのも敬遠する理由だろう。さて、飯田線北部にはそこそこ旨い酒を造る酒造がある。日本酒だけに限らず、駒ヶ根には地ビール工場もある。さらには旨いワインを作る工場もある。伊那や駒ヶ根あたりの店ではごく普通に売っているマルスワインがそれで、こいつはなかなか旨い良いワインだ。この会社はワイン以外にもウイスキーも作っている。だが恐らく一番有名な酒は「養命酒」ではないだろうか?これは養命酒駒ヶ根工場で作られている。この工場は見学も出来て、養命酒のことを詳しく知ることが出来る。但しこれは薬用酒なので決められた量があり、ボトル抱えてぐいぐい飲んだりしたら、恐らく体調不良を起こすだろう。
 工場を見学するとお土産に何故か「みりん」をもらえた。恐らくこの工場で養命酒以外に作っているのだろう。自然に囲まれた綺麗な工場で時間があれば見学の価値はある。
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2006/2/23

旅の食14  飯田線の旅

 鯉を食べる。長野県の佐久地方は鯉が名産品で、もちろん観賞用の錦鯉ではなく食べる方の鯉だ。だから長野では鯉を食べる食文化が根付いていて、岡谷あたりのキヨスクで売っている駅弁の「杣人弁当」(そまびと・・きこりの意)にも小さな鯉の甘露煮が入っていたように記憶している。長野は海に面していない県なのだから、魚と言えば川か湖で採れたものとなるのは当然で、鯉はその中でも最も大型魚になる。一般的に川魚は、それぞれ独特の癖のある香りがする。鯉はよく泥臭いなどと言われるが、実際には泥臭ではいが、肉にやはり独特の香りがある。ゆえに刺身(あらい)出たべるときは、一般的なわさび醤油ではなく酢味噌だれで食べる。それ以外の調理法としては味噌で煮込んで汁にしたり、あるいは甘露煮にしたりと、かなりきつめに味をつけて食す。何しろ癖が強いので、普通に魚を食べる人でも、鯉を食べない人が少なくない。さらに、ものすごく硬い小骨が多いのも特徴で、かなり食べにくい。しかし、長野では実に普通のお総菜として定着しているようで、駒ヶ根駅前のマーケットの鮮魚コーナーに、パックに入って甘露煮が置いてあった。

 旅行者というのは実にわがままで、山奥の旅館でも夕食にマグロの刺身やエビフライが出ないと怒り出す御仁が居るそうだ。しかしねぇ、せっかく旅行にきてるんだから、海から離れた山奥でマグロの刺身もないだろう。そんなのは普段マーケットで買ってきて食べればいい。大人しく川魚を食べればいいのだ。以前天竜峡にあったある旅館では夕食に鯉が出た。僕は鯉の甘露煮が好きだから、けっこうそこに泊まるのが楽しみだった。天竜峡の崖の上というか縁に、離れがあって、それが崖方向に向かって傾斜しているのが(つまり全体が崖下に向かって傾いている)最高に楽しかった。そこもいつしか廃業して、現在は遊歩道沿いに名前だけが残った展望台になっている。
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