2010/1/19  23:17

束の間の出会い  1996〜97原付日本一周後半編

1997年5月30日

冷水岳の近くの坂道の空き地にテントを張って飯を炊き、そしてすぐに眠ってしまった。

朝、起きて、道沿いに咲いているアジサイがきれいだなあと思いながら見ていた。
テントの結露がすごい。
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ここはちょっと蚊が多い。
松林は蚊が少ないが、杉林はブンブン飛んでいる。

家に帰るのもあと数週間だろう。
梅雨になる前にとにかく九州は出たいので、かなりの急ぎ足で走ってきてきたが、後悔はしていない。
それよりベンリイ号が心配だ。
3本もスポークが折れた状態で走り続けているので、気が気でない。
エンジン・ミッションのメカノイズも少しザラついてきたような気がする。

のどかな田舎道を走っている時だった。
家の軒下にチョコンと座っているおばあちゃんが、ニコッと笑って頭をコクッとしてあいさつしてくれた。
本当に嬉しい。

ほんの一瞬のすれ違いにも出会いはあるのだ。
テントを片付けていた時にも、通りがかりのおじいさんが、「おはようございます」とあいさつしてくれて、泣きたくなるほど嬉しかった。

しかし、都会に近づくにつれて、そういった温かい一瞬の出会いすらなくなってくると寂しいものだ。

なぜ?どうして話せなくなるの?
素直になれた沖縄が懐かしく思われた。
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