2008/12/4  10:32


1997年5月7日

OKB君、NT君他かなりの数の米原軍団(?)がキャンプ場を後にする。
20人近くいるだろう。

朝、皆がテントを撤収するガサガサという音で目が覚めた。
自分はムクリと起き出して、傍らで皆が片付けているのを眺めながら、紅茶とツナ缶で朝食。
NT君はなんだかんだと言いながらも割合早くパッキングする。

OKB君はなんだか知らぬが遅い(笑)。
他の人達はパッキングも済んでおしゃべりしているが、彼だけはテントすら畳まれていない。
船の出航には、かなりの余裕があったから、マイペースで進めているのだろう。

出発の前日からOKB君は

「K君。俺、八重山出るから・・」

と何度も繰り返し言っていた。
何があったか知らぬが、長く居過ぎたから早く出たいと言う事なのだろう。

これは自分もそうだと思っているから分かる気がする。
内心、焦っている反面、もうちょっと居たいというのもあった。

「K君。俺・・・・八重山出るから。ずっとここに居たら気が狂っちゃいそうだから。」

「K君・・・・もういいわ。俺出るわ。」

OKB君さっきからこればっかである(笑)。

そんな彼も、ようやくパッキングが終わった。
彼のカメラで記念撮影。
お別れだ。
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パッキングを済ませ、おしゃべりしていたキャンパー達もそろそろ潮時とばかりに次々とエンジンかけ、暖気もそこそこに出発していく。

静かだ。

ちょっと前までにぎやかだったキャンプ場から、人が急に居なくなったから、妙なギャップを感じてしまう。

サボテンさんの居る2号棟に遊びに行く。
彼から魚をご馳走になる。

出発した彼らを見送るつもりは無かったのだが、やっぱり気になってしまい、出かける事にした。
ここから港までは20kmある。間に合うかなと心配した。

しかし到着してみたら船はまだコンテナやトラックの荷物を船内に搬送中。
バイクの積み込みすら終わっていない。
予定よりだいぶ遅れているようだ。

ターミナルの待合室で、皆のんびり話しをしながらくつろいでいた。
NT君が気付いてくれて
「あ、来てくれたん?」
さっきの話しの続きをするような感じで。
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ちょいと好みのタイプの千葉のお姉さんもいた。
キャンプ場にいる時から気になっていたのだが、話しかけられないでいた。
女性にもよるが、基本的に中々自分から切り出せない。

OKB君とNT君が
「彼女一人だぞ、行け!」と言った。
恥ずかしながらも、話をしてみたら気さくに応じてくれて嬉しかった。
自分のカメラで記念写真を撮らせてもらった。やった。
恥ずかしいので、肩を並べる勇気すらないのが現れている。
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さようなら、米原のマドンナさん。
OKB君とNT君が、千葉のお姉さんの事で僕を冷やかす。

西表で偶然再会した「おっさん」こと大阪のAKちゃんも居た。
女の子なのに、「おっさん」っていうのがなぁ(笑)
「Kく〜ん!なんでいるのぉ〜?」
「見送りに来てやったぞ。もう西表から帰ってきたのか?もうちょっと居るのかと思ったら。」
「もういいわぁ。あたし帰る!飛行機の切符も買っちゃったもんね〜。」
「那覇から直で大阪?」
「そうそう。ところでK君本当に歩くの?」
「まあ・・・そのつもりだけど。いや・・・分からないよ、できるかなんて。」
自分は、今回の日本一周終わったら、日本徒歩縦断を考えていた。

まあ、こんな事を話しながら待っていた。

さっきからなんか臭いなあと思ったら、ブタを船に積んでいたからだった。

いよいよ乗船の時間。
「見送りです。」
と船員に言えば、船の中に入る事ができる。

自分は見送りデッキから船の方を見ていた。
甲板からもこちらを見ている。
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午前11:30。
1時間遅れで出航。
見送る側も、送られる側も皆が共に手を振った。
千葉のお姉さんに手を振ったら、向こうも気付いて手を振って返してくれた。

AKちゃんはどこかな?
と見渡したら、ちょこっと出てきて、手を振ったらすぐに引っ込んでしまった。
「ありゃ。えらく引っ込むのが早いな。」
まっ、いいか。

こうして、皆再び各々自分の気の向くままに旅立って行った。
寂しいとか悲しいと言うのは全く無くて、楽しくて実に気持ちの良い別れだった。

またどこかで会えたらいいな。
そんな気持ちだった。
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タグ: 沖縄 一人旅 原付



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