私は鉄道が好きである。家の本棚には鉄道(模型を含め)の書籍・雑誌が200冊以上ある。収まりきれないのを入れると多分もっとある。でも上には上がいて、鉄ちゃん仲間では少ないほうみたいだ。まあ、だから「マニア」ではなく、あくまでも「鉄道好き」の部類なのだが。
鉄道の車両を今、一般に「電車」と呼ぶようだが、この理由は(マスメディアの発信地たる)東京周辺で「鉄道の車両」というとほぼ「電車」である事に由来する。確かに相模線の電化を最後にほとんどの首都圏の旅客営業用の鉄道車両が「電車」になった。
注:八高線や久留里線まで「首都圏」に入れてしまうと、うちのほうまで「首都圏」という事になってしまうのでここでは外す。
戦前より「電車王国」だった関西地区では鉄道会社名に「電車」を付けて呼ぶのが一般的だ。「京阪電車」「南海電車」なんて案内板に書いてある。地方によってはまだJRが電化されていないケースもあって、この場合、「汽車」という呼び方も残っているようだ。もっと驚いたのは電化されていない信楽高原鉄道を「しがらきでんしゃ」と呼ぶ人がいると知ったことだ。これでは蓄音機のことをCDステレオと呼んだり、紙芝居のことをテレビと呼ぶようなものである。
私は20年ぐらい前なら、相互乗り入れもほぼ暗記していたし(今は無理)、全国各地の私鉄や公営交通の名称をそらんじられる事もできた。駅名は覚えていなかった。そんなヤツはすでにテレビに出ていたので、他のことをやろうと思ったのだ。まったくイヤなガキである。でもまあ「鉄ちゃん」「鉄道既知外」の地位は総じて低く、ブルートレインブームでも全く変わらなかった。で、最近「電車でGO!」とかが話題になるようになったがなんか、メーターを見て動かすだけで面白くなかった。ハンドルの重みも無いし、「シミュレーション」になっていないと思った。「G」とかかかってほしいものだ。
そんな中、書店でこんな文字を見つけた「電車男がんばれ!」。はい、がんばらせていただきます!!
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