鉄道模型雑誌が出る時期である。それで、鉄道模型をまたやろうかとパラパラ見たりしている。実際にはサークルKだかサンクスで出ていたというコーヒーのおまけのタンク車を眺めてバカなことを考えているだけだが。
TMSをみて、「スーツケースと呼ばれるトレーラー」いいなあとか、小林信夫氏の記事にあるカブースもいいなあとか(自分はサイドに張り出しの窓がある方が好きだが)、そういえばウエスタン村にあったナローのカブースはどうなったんだろうとか、中国風レイアウトを見て「無国籍東洋調」っていいなあとか。まあ思うだけなんだが。
それで「とれいん」みて、「ロリコン」というあまり聞かなくなった言葉が書いてあるのをみたり、やっぱりED272って変な車輛だなと思ったり、最後に出ているマンガで凸電の話が出ているのを見たり、そういう感じだなあ。
凸電で話題の(?)東芝戦時型というと小学校の頃に写生大会でED32、33を見たとか、中村精密のED29があったなあというのがあるけど、むしろ自分が好きだったのは伊豆急にいたED2511の方だったなあ。遠鉄のED28も捨てがたい。
凸電というのは、すごく範囲の広い存在だと思う。銚子のデキや武豊の日本油脂、あるいは上田のED4111のような小さいのから、ED2511やED30(新)のように堂々としたもの、そういえばヨーロッパにはクロコダイルと呼ばれる大型の凸電もいるし、日本だとEF13(旧)がいた。「銀河鉄道999」のアニメ版にもヨーロッパ調の凸電みたいなのが出てくる。
シカゴ・サウスショアの凸電は、ボールドウィン・ウエスチングハウスの機関車のスタイルながら、アルコ・GEで作られたという変なヤツだ。ちゃんと十字の桟の窓がある。イリノイターミナルのB+B+B+Bにも凸型のがいた(Dクラスだったかな?)。ペンシルベニアの有名なGG−1も凸電っぽいと言えなくも無い。
木造の凸電というのもあって、日本だと名鉄と駿豆鉄道(岳南鉄道に移籍)にあったように記憶している。
うちにも(つい買ってしまった)秋保のロコのエッチング板がある。某社から軽便用パンタも出たようだし、杉山さんの動力を組み合わせればなんとかなる気がする。
模型の凸電にも傑作が多く、古くは名鉄のジーメンスの機関車をモデファイした「ポンチ凸電」もいい味だし、「つぼみ堂B凸」など入門用の機関車にも凸電は結構あった。ナローゲージブック2の「大漁列車」みたいにノッポなのも面白い。
最近だと、とれいんに出ていた荏後鉄道のデキ6も良かった。一瞬ベース車輛が判らなかったし。
小田急の大野工場の新しい入換車も、凸電風だという。以前はフラットカーに凸電ボディを乗せたようなのがいたもんだが。

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