軽便祭でたむちんさんから、貨車を作ったら面白そうだと言われていた。貨車は基本だよな。機関車だけではモノは運べない。客車だけでは線路のメンテナンスもできない。
そこでナローの貨車の写真をいくつか載せておこうと思う。

どうも薬剤散布車らしい。係員が操作しながら長距離も回れるようになのか、屋根がついている。デンと載った円筒のタンクの容量が、その路線の長さを象徴している。

これは国鉄式記号では「テ」になるのか。それをそのままナロー化したような車輛。「名」みたいなレタリング入れても面白そう。

ワムのようなボギー車もいる。「ムキ」か? もう少し軽便が長生きしていたら、こんな貨車と国鉄貨車の並びも見られたんだろうな。

割と長いタンク車。フレームを組んだ上にタンク体が載っている普通の構造。Nゲージのタキからモロモロとっぱらって作ってもイイ。

カプラー二段構えはナローでは普通。3線区間で3フィート6インチの機関車に牽引されることもあったようだ。

あまり乗務したくない車掌車。救援資材のようなものが載っていた。地方私鉄のワフのような「救援車代用」か。構内に置いても、ゴロゴロ走らせても面白い。

これの役割は全く判らなかった。多分上の車輛と同じように、工事関係に使われたんだろうと思う。ぶっきらぼうな作りで、すぐにでもプラ棒組んで作れそうにも思う。

こんな倉庫脇の線路に置いてあったりしたら、結構雰囲気出ると思うけどなあ。

撮影していたら「よう!」とかいう感じで声をかけられる。あわててカメラを向けるとおっさん2人を乗せたモーターカーが平トロを引いて、工場の奥に向かっていった。
以上、今年の一月、台湾は蒜頭(新幹線嘉義駅から歩いていけます)の製糖工場にて

2