おめでとうございます…ってもう2日なんですが。
今年もまた台湾訪問の予定です。今度の9日から12日まで。旧型客車の旅とか、あと製糖工場のナローちょっと覗いたりしてきます。
で、「私とナロー」という事なんですが、前にも書いたようにナローの存在そのものは1979年頃の「レールバスものがたり」あたりで知った。ではナローゲージの模型に触れたのっていつだろう…と。多分「ナローゲージ モデル&ジオラマ」っていう本が出ていて、それを読んで知ったんじゃないですかね。あの九十九里の車庫が表紙のヤツ。
確か「Nゲージャーにも役立つ」というような広告文句があったもんで、それで眺めてみたんですが、いやあ、「新しい世界」が広がってましたね。田舎にいくとある農家の物置とか、竹材にトタンかぶせて置いてある様子とか、石油缶も地面に直接置かずにスノコを用意するとか、そういうなにげない風景を観察するのも大事だと感じました。
でもその時にはナローに進みませんでした。まずナローの模型にもお安いのはあると判ったんですが売ってない。中学生ぐらいですから今みたいに平気で東京に行けません。あと、難しそうだなとか、高級そうだなと思ってしまった。これはこの本の冒頭でゲージ論めいた事を展開させていた為でしょう。進んだら、多分難しいことは難しかったんです。線路はNゲージ流用できるとしても、ポケットライン動力もないし。調整は必須でしょう。
その後はNゲージちょっとやって、場所の制約があってやめて(正確にはあまりに広いレイアウト用地を埋めるのに嫌気がさした)、で、一度20才ぐらいの時に、「木曽の冷蔵庫」を自作しているんです。動かないんですが、ほぼ1/80ぐらいで。これは模型のクラブに入っていて、何か独自のものを…といったときにこれに行きついたんですね。赤沢の森林鉄道の復活もあったし、「木曽谷の森林鉄道」という本も出ていたし。
そこでまた、ちょっと鉄道模型も復活したんですけど、お座敷運転だけでした。
で、またブランクを置いて、大山のGマックス行ってキハ04のキットとか津川の気動車の模型買ったり、クロスポイントの日車標準車が出たときは「これだ!」と思ったり、キッチンのキットを組んだり、でも相変わらずお座敷運転だったりという日々の中、Bトレ動力、トミーテックの鉄道コレクション、そして組み線路でも急カーブのレールが出たことで、A2サイズの運転盤に固定して運転できるようになったわけです。今は物置状態なんでなんとかせにゃ…
ああ、ナローですね。ナローに再び目が向いたというのは、Nゲージ関連のイベントに行くようになった。キッチンさん、あまぎモデリングイデアさん、マスターピースさん、銘わぁくすさん等々回る。基本的には小型車しか興味ないんですが、会場限定キットとか面白いじゃないですか。そうすると杉山さんとか、銀座軽便倶楽部さんとか、ナローのブースがある。銀座軽便倶楽部さんでは呼びこみにあったりする(笑)。Nのキットに比べると高くて買えやしないんですが、ナローのなんたるかは判るんです。やたら個性的で、自由度が高いと。
アルモデルさんのは買えると思うんです。一方「高級スケールモデル」としてのナローもあるんですが。そういうのを見てじわりじわりと模型としてのナローに興味が湧いてきた訳ですね。
当然、これから年取っていく上では、ちょっとでも大きい方がいい。
ついに今年はナロー限定の軽便鉄道模型祭にも行ってしまった。ナローと言ってもOゲージのナローもNゲージのナローもある。自由形やってる人も多いのでこれが結構刺激になって…Nゲージのイベントとまるで違うし。
最近はキャラメルNやら日本型ZゲージやらTゲージやら、ナロー向きな素材も増えている。この辺も目が離せない。
一方まだまだ自由なナローといえど、自分が首を突っ込む余地がある。ナローのステンレス客車とか、LRV的な「未来派ナロー」ってあまりやってる人いなさそうだし。「造形としての鉄道模型」もやれそうだなあ…と。「失われた未来」をやるにはナローがいいのかな?
まあこれからですね。今年は車輛をモノにして地面に置いて。イベントを覗いてという感じで行きたいですね。

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