オカルトというと、学者はちょっと及び腰である。カタチにはまっている訳では無いから扱いにくいのだ。また、一部の本では超常現象なんていうものを肯定すると、現代科学の方を否定した事になってしまうような考えになると、恐れを持っている学者もいるようなことが書かれている。オカルトが科学に攻め入ってくると・・
いわゆる近代オカルトは科学の真似をする事がよくある。いわゆる擬似科学だ。昔から有るオカルト的な話にちょいと科学じみたエッセンス(「魂の重さ、量ってみました」とか「幽霊を写真に撮ってみました」とか)を混ぜてあげれば、はい、擬似科学による表現の出来あがり。もちろん「擬似」だから科学に忠実である必要はない。似ていれば良い。このあたり擬似科学とSFは違う。SFの場合は科学は主に「理由付け」に利用される。体中の細胞を目の水晶体のようにして透明化するとか、空気中の水蒸気を冷却させて雨を降らせるとか。一応、読む人が納得しなくちゃならない。現代科学と一応整合性をもってなきゃならないのだ。
近代オカルト科学は「オルタナティブ」なんて言われる。これは「代替」の意味。科学に取って代わってやろうって訳だ。そうか、本当に攻め入ろうとしてるのか(笑)。でもその割にはかなり理論的には頼りないという点が実はオカルトの弱点だ。
私? 私は面白がってるだけだから。例え古代パルティアの電池がホンモノでも、それは忘れられた技術であり、近代的な電池を作ったボルタ(電圧の単位にもなっている)の偉業が否定されるものではないと思っている。
※あ、てきとーに書いてますので、参考史料にしないこと。

0