先日「トンデモ本大賞」を見てきたことは既に書いた。ただ、今年の大賞候補そのものは広い範囲となった「トンデモ本」の中のホンの一部、しかも書き手のスタンス(全体的に見れば「あまりモノを調べずに書く」といった部分。一部では「2ちゃんねるの書きこみを信頼する」「著者が中途半端にマンガやSF映画のファンである」等)が重なっているような感じで、バラエティ溢れる中からの選考を期待していたこちらとしては、ちょっと残念だった。これが「傾向」なのだろうか? 良くはわからない。
さきほど、唐沢俊一氏の日記を見てきたら、勉強会のようなものを開催するのも良いだろうというようなことが書かれていた。同感だなあ。トンデモ関係(本の読み方という広い範囲から、突っ込みがしやすいオカルト関連の狭い範囲まで)についての勉強ってのは、大変興味がある。私もオカルト関連についてはある程度知っているつもりではあるが、それでも「リンダ・ナポリターノ事件」を山本弘氏のページを見るまで知らなかったりとか、ロズウェル事件の起きた日の諸説とかそういった所までは知らないのである。で、「ムー」見るとある程度知ることができるが、あまり細かく載ってないし、いい加減な部分もあるので(事情は察しております)、なんか詳しく知りたいものなのである。詳しく知らなきゃ、いい加減な事を書いてある本を笑えないのである。で、オカルト系の勉強会っていうと今やほとんど宗教系だしね。まじめなUFO本も軒並み手に入りにくくなってるようだし。
本の読み方という事だけれど・・これは昔、内田秀夫氏や清家新一氏の本を読んでも不思議に思わなかったのに、なんで読み返すとこうもいい加減である事が判るのか。そのあたりの・・多分ビリーバーだったからだろうが・・心理的な要因とかも知りたい。知れば少しはサギとかにも引っかからなくなるだろう。そういえば「トンデモです」と言われて、初めてその可笑しさに気づくことも多々有る。これは、雑誌なんかだと、編集している人があまりにトンデモな部分はカットしたりフォローしていたというのもあるだろうな。だから著者が単独で書いた本の方が、トンデモが出やすく、判りやすい(というべきか?)
と学会関連のイベントが年一回というのもどうだろうと思う。大規模なのは一回で良いが、少しずつ毛色を(?)変えて何回かやってほしいと思う。超常現象関連で、ビリーバー系でなくても面白い取り上げ方ができることを実践した人達なのだから、年一回ってのはもったいないと思うのだ。

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