休暇を2日取り10連休とした今回の黄金週間。
6泊7日で、石川県、福井県、富山県の北陸三県を周遊してきました。
行程は、羽田空港から全日空機で、まずは石川県ののと里山空港こと能登空港へ。
レンタカーを24時間借りました。
そして、能登半島を海岸線沿いに半周する予定でしたが、あいにくの風雨の天気でしたので、予定変更して、まずは總持寺祖院へ。
永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山である總持寺は神奈川県鶴見にありますが、元々はここ石川県の旧門前町、現輪島市にありました。
元大本山とはいえ、中々の規模です。
お寺の向かいの門前交流センターで無料の
展示があったので、係の方に説明をしていただきながら、
お寺の歴史を勉強させてもらえました。
天気は悪いのですが、海岸線沿いに出ると、
すごい風と波で、気温が低いこともあり、冬の日本海の様相でした。
輪島市中心部に入り、道の駅輪島へ。
その中に、1935(昭和10年)開業2001年廃駅となった輪島駅に遺構が残されていました。
街中で開いていたこちらで、
遅めの昼食で、輪島ふぐ漬け丼をいただきます。
輪島はふぐも名物だったのですね。
1泊目は、海に面して建つ「ホテルこうしゅうえん」です。
着いた日は雨風の天気でしたが翌朝は晴れて、
天気がいいと海辺のリゾート気分ですね。
ベランダにカモメが遊びに来ました。
こちら能登輪島温泉湯元を謳っていますが、運び湯で
でも海を眺めながら入浴できるのは気持ちいいですね。
朝食は、日本三大朝市のひとつである輪島朝市へ。
三大とは諸説あるようですが、千葉県勝浦、岐阜県高山とここ輪島を指すようで、これで全て行ったことになりました。
ものすごく活気があるというわけではありませんが、やはりこういう雰囲気はいいものですね。
こちらで海鮮丼をいただきました。
やはり、美味しいですね。
朝市を後にして、能登空港でレンタカーを返却し、バスと列車を乗り継ぎ、金沢へ向かいます。
空港連絡切符という
通常より210円お得な切符を買い、まずはバスに乗り、
穴水駅へ。
かつてはここから西へ輪島まで七尾線が伸びていて、更に能登半島東海岸沿いを蛸島駅まで能登線が伸びていて、その能登線では急行列車が走っていました。
往時の急行列車がホームに保存されていますが、ちょいと痛ましい感じになっています。
ここからはのと鉄道の観光列車である、
のと里山里海号に乗ります。
ボックス席と、海を眺めることができるカウンター席があります。
カウンター席に座り、トンネルの中の手作り感のあるイルミネーションや、
海がよく見えるポイントでは停車してくれて、
その横で、地元のおばあちゃんが手を振ってくれますという
アナウンスがあったり、
美しい景色と相まって、ほっこりします。
途中の能登中島駅では、16分停車。
現在2両しか残っていない
郵便車に
入ることができます。
またホームでは、駅舎の中にお店を構える方が、
ホームで牡蠣のかんかん焼きを販売しています。
ですので、ホームでいただいてしまいます。
やはり、美味しいですね。
列車に戻り、1時間の旅はあっという間に終了となり、和倉温泉駅に到着。
温泉には行かず、今度はJR西日本の観光特急である花嫁のれん号に乗り換えます。
外観も車内も、
凝った造りです。
ビールを飲みながらコンパートメントでの移動は楽しいですね。
これまた1時間あまりの乗車時間があっという間に過ぎてしまうのでした。
観光列車乗り継ぎで金沢駅に到着。
金沢では、御宿野乃金沢に二連泊して、
金沢市内観光をしました。
着いた日は、尾山神社
そして、兼六園を見学。
翌日は、金沢市内周遊バスに乗って、
茶屋街を周ります。
ひがし茶屋街
そのそばの浅野川茶屋街
主計町茶屋街
にし茶屋街
さすが古都金沢という雰囲気です。
にし茶屋街そばの妙立寺という
お寺でありながら、江戸幕府から万が一攻められた時の備えとして、色々な工夫がされている堂内を見たり、
ひがし茶屋街では、酒屋で利き酒
そして、名物とは知らなかった金沢おでんを食べてと、
雨が降り寒い中でしたが、一通りの金沢観光は出来ました。
4日目は金沢から各駅停車の電車で、
駅弁を食べながら、
加賀温泉駅へ。
2年後の北陸新幹線延伸工事中の駅前から、
山中温泉行きのバスで、山代温泉へ。
素敵な外観の古総湯を眺めるだけではなく、
空いていたので、
ゆっくり入れました。
山代温泉では、「彩華の宿 多々見」に宿泊。
大浴場だけではなく、
一回45分間、家族風呂に入れるのも
良かったです。
ただ、
温泉街に夕食を食べようとしても、中々これはというお店が見つからないのが難ですかね。
5日目は特急しらさぎ号で、
福井駅へ出て、えちぜん鉄道永平寺勝山線に乗り換え、
永平寺口駅からバスで、
永平寺へ。
曹洞宗のもう一つの大本山である永平寺を
参観しました。
さすがの威容です。
1時間ほど見てから、
参道で、おろしそばを食べて、
バス停に行くと、2001年廃線になった京福電鉄永平寺線の
永平寺駅跡から廃線跡を走るZEN Driveというカートが出るところだったので、
乗ってみました。
前の車が不調でずいぶんノロノロ運転となりましたが、無線で管理センターからその旨が伝えられたりで、
ユニークな体験となりました。
往時には駅は無かった荒谷までで、
そこから、京福バスの特急永平寺ライナー福井駅行きに乗れば、
30分で福井駅に戻りました。
そこから福井鉄道の路面電車に乗り、
田原町駅に到着し、福井駅始発のえちぜん鉄道三国芦原線の三国港行き電車に乗りかえ、
あわら湯のまち駅へ。
山代温泉の次は芦原温泉に宿泊で、駅からほど近い「芦原グランドホテル」に宿泊します。
3ヶ所のお風呂があり、館内で湯巡りできるのがウリになっています。
静の湯
展望檜風呂
朝倉門
時間制約はありましたが、
全て空いているタイミングで入る事が出来ました。
山代温泉同様、芦原温泉でも夕食は困りましたね。
行こうとしたこちらがどこも混んでいました。
街中を歩いてみましたが、
飲食店が中々見つからずでした。
翌朝は、タクシーをチャーターして、観光名所の東尋坊へ。
風はほぼなく温かな快晴は、東尋坊らしくないかもとタクシーの運転手さんが言っていましたが、
写真では全く伝わりませんが、
岩場を海近くまで歩いて行くと、本当に怖かったです。
そのあと立ち寄ってもらった雄島も、
橋の上から、
海女さんのワカメ漁が見ることもでき、
きれいな風景を楽しめました。
1時間半ほどで宿に戻り、この日は福井県から一気に石川県を過ぎて、富山県に向かいます。
あわら湯のまち駅駅前からバスでJRの芦原温泉駅へ。
車内で芦原温泉駅弁を食べながら、
特急サンダーバードと北陸新幹線つるぎ号を乗り継ぎ、富山駅へ。
富山駅からは路面電車に乗り、
池田屋安兵衛商店では、
富山の薬売りの雰囲気を味わい、北前船で栄えた岩瀬の街並みを歩いて、
ざっと市内観光。
富山での宿泊は、「御宿野乃 富山」です。
部屋は金沢の野乃と大差ありませんが、
お部屋に温泉風呂があるのが、
いいですね。
温泉街と違い、市内は飲食店には困らず、
お刺身盛り合わせ
ばい貝串焼き
ホタルイカの刺身と、
もつ焼き
白エビの唐揚げ
氷見うどん
と富山の名物を食べることが出来ました。
最終日は、ホテルの前から空港行きの路線バスで、
富山きときと空港へ。
飛行機からアルプスを見下ろすうちに、
1時間で羽田空港に到着。
北陸三県を一週間で周遊して、輪島、山代、芦原温泉そして、金沢、富山でも温泉に入り、金沢、總持寺祖院、永平寺、東尋坊と一通りの観光をして、美味しい海鮮、金沢おでん、越前おろしそばに、のどくろ寿司、かにめしは駅弁でしたが、地の物もある程度食べてと充実の旅でした。

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