1月は、年末年始旅行に、そのあと2回の温泉宿泊旅に出かけました。
鉄分補充満点は、養老渓谷温泉に1泊2日で出かけた際に乗った房総半島横断ローカル線の旅でした。
外房線の大原駅から上総中野駅までは、廃止対象路線であった国鉄木原線を第三セクターで引き継いだ、いすみ鉄道。
上総中野駅から内房線の五井駅までは、小湊鉄道に乗車します。
このルート
@2009年2月 小湊鉄道→いすみ鉄道(なの花号)+養老渓谷温泉立ち寄り湯
A2015年2月 いすみ鉄道(ムーミン列車)→小湊鉄道+養老渓谷温泉宿泊
B2015年7月 いすみ鉄道(レストランキハ)→小湊鉄道+勝浦&養老渓谷温泉宿泊
C2015年10月 いすみ鉄道(レストランキハ)+勝浦温泉宿泊
D2016年1月 いすみ鉄道(国鉄型キハ)+御宿&勝浦温泉宿泊
E2016年9月 いすみ鉄道(国鉄型キハ)→小湊鉄道 温泉なし
過去6回、正確には、いすみ鉄道6回で、房総半島横断は4回となります。
7回目のいすみ鉄道乗車で、まず乗ったのは、5回目となる昭和の国鉄型キハ急行列車です。
急行型車両であったキハ28と、
本来は普通列車で使われていたキハ52の
2両編成です。
この日は「急行 能登路」のヘッドマークがついていました。
大原9:19発の急行1号には、
急行券付フリー乗車券に、300円を足して指定席券を購入し、キハ28に乗ります。
キハ28は、大多喜11:38発(普通)上総中野12:01着12:12発(普通)大多喜12:34着44発(急行2号)大原13:24着というダイヤの列車で、伊勢海老特急と名付けられたレストラン列車になるので、4人掛けボックスにがっちりとテーブルが設けられて、2人がけになっています。
昨年9月にも乗った急行1号ですが、その時との違いは、
こんな機内食ならぬ車中食がサービスで出ます。1〜2月限定のサービスです。
昭和の雰囲気を思い出す車内の
雰囲気もすばらしいし、途中列車交換のため6分ほど停車する国吉駅には駅弁の立ち売りが出て、
まあ、買ってしまい食べるわけですが、
昭和の雰囲気の車内で食べる駅弁はまた格別なものです。
駅での行き違い光景も
まもなく平成が終わろうとする時代の雰囲気ではありません。
1時間程の乗車を満喫して、終点の上総中野駅に到着。
この並びの絵は、やはり昭和の雰囲気です。
小湊鉄道にはすぐに乗りつかず、折り返しの大多喜行きでいったん引き返します。
今度乗るのは、キハ52の車両です。
この列車は普通列車なので急行券不要。
それでいてタイムスリップができるわけなので、うれしい限りです。
大多喜城が見えてきて、大多喜駅に到着。
ここから大多喜始発の大原行きでさらに戻ります。
こちらの車両見かけは、国鉄時代からのキハに似ていますが、2015年製造の
新型車両です。
国吉駅まで乗って、降りると
昭和の雰囲気になり、古いもの好きにはたまらない仕掛けです。
国吉駅には、キハ30という国鉄時代の気動車が停留しています。
静態保存されている訳ではなく、ゆくゆくは走らせる構想らしいのですが、営業運転できるようにするだけで2000万円ほどかかるので、赤字ローカル線としてはそんな経費がなく、現在は動いていません。
売り上げ協力?ということで、
国吉駅内にある
ムーミンショップでグッズを購入しました。
国吉駅から
再びなんちゃってキハに乗り、大多喜で下車して昼食を食べた後、乗った上総中野行きは、
ムーミン列車です。
スナプキンのヘッドマークに、側面
車内にも
ムーミンキャラクターが貼られています。
女性客を取り込むべく始めたそうですが、私的には子供の頃見ていたムーミンは、国鉄型キハとはまた違った意味で惹かれてしまうのでした。
難点は、
ロングシートである点でしょうか。
上総中野駅に再び到着すると、
小湊鉄道に乗り換えますが、次の養老渓谷駅で下車。
養老渓谷温泉「
鶴乃家」で1泊して、翌朝再び養老渓谷駅から、
どうも駅に住んでいる猫とに
ケロちゃんに
見送られながら、五井行きに30分ほど乗り、
高滝駅で下車します。
静かな無人駅から20分ほど歩いていくと、高滝湖が現れます。
湖畔の「BOSSO」というレストランで、
美味しいピザを食べて、帰りは一駅上総中野寄りとなる里見駅まで30分ほど歩いて戻りました。
こちらは駅員がいて、
待合室の雰囲気ものどかでいい感じです。
再び五井行きに乗り、
五井まで30分ほどのどかに揺られていきます。
五井駅には車庫もあり、
観光列車ではなく、ふだん着が昭和の車両の
小湊鉄道も古いもの好きにはたまらない鉄道です。
ただ、難点があるとするならば、
ロングシートであることですね。
昨年から
トロッコ列車が走り始めたことですし、またこの房総半島横断ルートはたどることになるでしょう。
今月はこれで満腹状態。
年末年始のバリ島は、温泉は最高でしたが、
島には鉄道がなく、家と成田空港の往復も、行きは常磐線から成田線直通の快速電車
帰りは成田スカイアクセス線の乗車券だけで乗れるアクセス特急
と単なる移動手段であり、鉄分は0という旅ではありました。
成人の日3連休の四万温泉2泊3日の旅は、行きは新越谷駅からの関越交通の高速バス「伊香保・四万温泉号」
帰りは、特急草津号
と単なる往復。
草津号は指定席が取れず、余計に料金がかかってのグリーン車でした。
普通車とさほどゆったり感は大差なく、魅力はさほどありませんでした。
一方高速バスは、同じ関越交通の高速バスでも東京駅から四万温泉に向かう「四万温泉号」は2両で運行しても満車でしたが、新越谷発のバスは、ほかに6人しか乗っていなくて、ゆったりした感じ。
途中SAで休憩時間があり、買い食いしながらというのは案外悪くないものでした。
料金もJRより安いし、空いてさえいればありなんですね。
2017年のスタートはこんな感じでした。

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