夕方、事務仕事で忙しいときに携帯電話が鳴りました。
以下、その時の会話です。
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相手:すぶたさんでいらっしゃいますか?こちら○○保健所のものです。
私:(不審な声で)はい、そうですが何の用件でしょうか?
相手:すぶたさんは某月某日に▲▲という宿に宿泊されたと思いますが?
私:はいそうですが、でなんでしょう?
相手:実は▲▲の宿のお風呂からレジオネラ菌が検出されまして、すぶたさんは宿泊から数週間経っていますが、下痢、発熱等体調が悪いことがないかの確認の電話なんです。
私:一緒に宿泊したかみさんも私も全く体調に異常はありません。
相手:そうですか、ただレジオネラ菌は潜伏期間が2〜3週間ありますのでしばらくは体調に注意していただき、もしおかしいと思われた時にはこちらにご連絡いただけたらと思います。
私:もし体調不良の時は連絡します。ところでレジオネラ菌があると分かったのはいつですか?
相手:本日です。最近▲▲をご利用になったとわかる方からご連絡を差し上げています。
私:今は発症していませんが、もし実は保菌者だった場合、周囲の人に感染することがあるのでしょうか?
相手:人から人にはレジオネラ菌は移りませんので、そこはご安心ください。
私:わかりました。ご連絡ありがとうございました。
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なぜ、伏字にしているかというと、真偽が不明だからです。
着信の番号は確認したところ、間違いなく○○保健所の番号でした。
しかし保健所のHPも宿のHPにも、ネットのニュースも一通り見てみましたが、全くそんなことはどこにも書いてありません。
▲▲という宿の温泉は、完全源泉かけ流しで湯量はそれなりにあり、浴槽も湯量に合わせた大きさと言っていいと思います。
ただ気になったのは日帰り客が多すぎること、そして露天風呂が基本的に内湯の浴槽のお湯が注ぎ込まれる構造であったことです。
チェックインして、日帰り客でごった返している時間はざぶりと入るくらいで出てしまいました。
何せ芋洗い状態の湯船ですぐ横にいた子供は妙におとなしいけど少し変な表情をしていたのですが、お湯から本来温泉成分ではないはずのアンモニア臭がしました。
宿泊者だけのゆっくり入れる状態のときは全くそんな匂いがしませんでしたので、9割方お湯の中でその子供がおしっこをしたのでしょう。
露天風呂には、宿泊者時間の時にもほとんど入りませんでした。昼間のあの混雑の内湯の湯船のお湯が入ってきているのでは、お湯の鮮度がいいとは思えなかったからです。
レジオネラ菌のことは、もし事実なら大変残念なことです。
しかし、今後も保健所がきちんと公にしないのならば問題です。
なぜなら入浴したとわかる宿泊客よりも圧倒的に日帰り客の方が多いはずだからです。
もっとも公になるとその本来素晴らしい温泉を持つ宿の存続にかかわりそうですし、存続するにしても今後塩素大量投入なんてことになりそうだからです。
今日の件で改めて思ったのは、源泉かけ流し(もしくは限りなくそれに近い状態)で、訪れる人が決して多くないお風呂を今後も探していこうということです。
つまり、源泉かけ流しのいい温泉でも芋洗いでは今回のようなリスクはかなりあるということです。
ただ、訪れる人が多くないということは廃業の危機と背中合わせであり、いい温泉に入り続けることは案外難しいことであり、入れることはありがたいことなのでしょう。
*念のため・・
もったいぶって伏字にしているわけではありません。
匿名のブログで事実確認をきちんとしないで(まあできないし)記載するのはアンフェアであるという私の個人的な判断からです。

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