8月15日。
日本のいわゆる第二次世界大戦終戦の日ですよね。
この日、職場でこんな話になりました。
私 ”(ネットのニュースを眺めつつ)今日は日本の終戦の日だよ。”
同僚 ”終戦記念日って降伏文書に調印した日?”
私 ”いやいや、天皇陛下が全国民にラジオで戦争降伏を伝えた日。”
同僚 ”じゃあ、まだ戦争終わってないじゃない。”
私 ”???”
同僚 ”例えば、ドイツの終戦の日はヒトラーが自殺した日じゃなくて、
ドイツ軍と連合国が降伏文書に調印した日(1945年5月7日)だよ。”
そこで、ああなるほど!と納得がいきました。
契約が社会の成り立ちの全てといっても過言ではない欧米の感覚では、調印がなされない限りは正式に戦争終結とはならない。
契約よりも言葉での申し合わせに重きが置かれる日本の感覚では、玉音放送という敗戦を決定付ける出来事をもって戦争の終結と捉えられる。
恥ずかしながらあまり歴史のことには詳しくないので、この話の後、戦争終結にまつわる一連の流れを調べてみました。
1945年8月10日 御前会議でポツダム宣言受諾を決定。連合国に通告。
8月14日 ポツダム宣言受諾の詔勅
8月15日 ラジオを通じて国民及び陸海軍にポツダム宣言の受諾と
軍の降伏の決定を伝達(いわゆる玉音放送)
8月16日 軍隊への停戦命令
9月 2日 日本政府が降伏文書に調印
そういわれてみると、日本人の8月15日に対する捉え方は、とても日本らしくユニーク(独特という意味)だと思いませんか?

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