空の向こう　〜Over the Sky〜

アトキンズ（Atkins）という名前を知らないアメリカ人がいたら、その人はモグリに違いありません。

アトキンズは、アメリカの新たな常識の一つ、アトキンズダイエットの創始者。
炭水化物が肥満の根源であるという彼の理論は、広く深くアメリカ人の深層心理に刻み込まれていて、スーパーの食料品コーナーから病院の食堂にいたるまで、いたるところに”Low Carbo”の表示が。。
”炭水化物は敵！たんぱく質と脂肪を取りましょう！”ということなのですが、脂肪はOKというのがどうも納得いきません。
”脂肪を燃やすためには炭水化物の摂取が必要！”という日本の定説とは完全に逆ですからねえ。

中国人の友達がアトキンズを試したそうですが、米を食べないと一日ふらふらしちゃって全く使い物にならなかったそうで。。
私も米はともかく、炭水化物とらない生活なんて考えられません！

頭脳労働（なんちゃって）には、やっぱりブトウ糖が必要！
ってわけで、私の机には常にクッキーやチョコレートが乗っかっています。

朝ふと見ると、職場のラウンジのTVに日本の地図が映っています。
何事！？

美浜の原発事故のニュースが
CNNの今朝のトップニュースでした。

New York Timesでも時間を追って事故の詳細が逐一アップデートされていますし、
ドイツ人やフランス人の同僚からも"知ってる!?"と、新聞記事がメールで送られてきました。

外国報道機関の関心の高さにも少し驚きましたが、
ひとつの出来事をいろんな国の立場やバックグラウンドで伝えると、
微妙に強調される部分が異なっている（っぽい）のが印象的でした。

New York Timesの記事（最新版）はこちら
Le Mondeはこちら
Sueddeutsche Zeitungはこちら

セントルイス郊外のO'Fallonという町のこの地ビール、
ビール好きの看護士さんから噂を聞いていました。

近くのスーパーで探したところ、最後の一箱を発見！

シンプルなラベルが、実直な感じで好感が持てます。

くせがなくてさらっとしているのだけれど、
無濾過のせいか、マイルドなこくがあって、
ラベルの印象どおり、シンプルにおいしいビールでした。

また見つかるかなあ。。。

来週フランスに帰国するMarc Leoneの在米1周年記念＆お別れ会。

家族ぐるみで付き合いのあったLuzius、
アメリカ到着時にセットアップであれこれ面倒を見たMichael、
ラボとICUでの上司のWalter、
その他もろもろ家族を含めて20人以上（うち子供が半数）が
ガヤガヤと思い思いに夜を過ごしました。

ラジカセ持参でダンスと歌を披露する子あり、
大人をつかまえて質問攻めにする子あり、
居間をおもちゃのスクーターで走り回る子あり、
逆立ち競争をする子あり、
いや、子供って、本当に面白いですね。
毎日だとげっそりしちゃいそうですが。。。

それにしても、さすがフランス人の作る料理はどれも美味！
私の大好物、クスクスのサラダのタブレにほうれん草とモッツァレラのケーキ、ラタトゥイュ、きゅうりのクリームサラダ、魚介とグレープフルーツのサラダ、キッシュ、、、
あまりのおいしさに全部お替りしちゃいました。
そして、しめは当然ガトー・ド・ショコラ。
これがまた。。。ねっとりとして絶品！！

彼らはマルセイユっ子。
おいしい魚、きれいな海、おいしい料理とワイン。
全部ここに欠けているものばかりじゃないですか！！
"来年は遊びに行くよ!!"と本気で約束しちゃいました。
（なんとアルプスまでは車で3時間らしい。なんちゅう天国！）

日本ではほとんど新聞を読まなかった私。
テレビとインターネットで一通りの世界の出来事はわかるし、
どんどん紙ゴミがたまってしまうのが面倒くさくて。。。

そんな私も、アメリカのテレビのあまりのつまらなさにうんざりして
最近は新聞の記事を毎日読むようになりました。
但し、インターネットで。

”New York Times”は、メールアドレスを登録するだけで
毎朝見出しの並んだメールを送ってくれます。（見本はこちら）
見出しをクリックすると記事全文が表示されるし、
面白いと思った記事は、そのままワンクリックで友達に送ることもできます。
キーワードからの検索も自由自在。
しかも、これが全部タダ！

日本の新聞も、もちろんインターネットサービスはやっているけれど、
どうもホームページ用ダイジェストのようで、
世論に触れている！という、新聞ならではの充足感が今ひとつ得られません。
世界中でがんばっている日本の人達が、
自国語で自国のニュースや踏み込んだ議論に触れることができるようになれば
本当にありがたいのですが。。。