自分がまた模型製作するきっかけになったアイルトンセナ。
イモラサーキットのタンブレロコーナーで何故かそのまま直進し、1994年5月1日彼は伝説になった。原因は謎とされているけど、死因は折れたサスアームがメットを直撃した。
丁度この時も上京していて深夜、いつものようにF1を見ていたらいきなり死亡のアナウンスから始まったのを覚えている。
3度ワールドチャンピオンになったし、ポールも当時一位の記録だったと思うけど、もしもっと良い時代に現れていたら記録も伸びていたかもしれない。
車が速かったときはプロストとF1主催の会長がフランス人だったために政治的に苦しめられた。典型的なのは89年の日本グランプリでプロストと絡んで停止した後、コースに戻って奇跡的にチェッカーを受けたのに裁定で失格となった。理由はシケインをショートカットした為だったが、この年他のレースで同じ事が行われたドライバーにはペナルティ無しだった。結果プロストがワールドチャンピオンでこの時もリアルで見ていた。
次は電子制御によるパーツがF1に登場したことでドライバーの腕だけで勝負できなくなったこと。特にウィリアムズのアクティブサスは決定的でセナを持ってしてもマシンの差は明らかだった。そしてそのウィリアムズに移籍したとたん、電子制御が禁止となり戦闘力が落ちたマシンで苦しみあの事故へと繋がる。
でも彼のドライビングスタイルは後方と差が出来てもペースを落とさず、バトルではチャンスがあればアグレッシブにコーナーへ入っていくので見ていて面白かった。あんまりレースやドライバーに関心を持たない自分も鮮明に覚えている。
そのセナのDVDをようやくレンタルで借りて見る事が出来た。
リアルタイムで見ていただけに、記録映像が色褪せているのが時代の流れを感じるなぁ。

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