四方田

2008/7/6 | 投稿者: Sky Theater PROJECT

今回の芝居に出てくれる大原やまと君と栗田和美君(男子なので君にした。わざと)が出演している舞台を見にアイピット目白に。
「ピクニック」
作 ウィリアム・インジ
脚本はもう半世紀も前の赤毛(翻訳)モノ。演出補もやっているというやまと君が「和訳も古くて大変です」なんて言ってたのでどんなもんかと見に行ったわけでしたがすこぶる面白かった。好みであった。事件になるほんの数%の特異な家族の話ではなく90%以上の一般の普通の家族とそして人間の青臭さのお話。あのころのアメリカの片田舎、翻訳モノ、という距離がちょうど良かった。半世紀をへてなお普遍性をもち、触れたこちら(観客)の「歳」によっても感想は変わってくるだろう作品。作家と登場人物たちとの距離もべったりでなく、また好み。人の一生。人生の何かの一部を抜き出して作品に昇華することの出来る能力を手に入れた脚本家だったのだろう。
ウィリアム・インジという脚本家は存じていなかったが1961年に「草原の輝き」という映画でアカデミー脚本賞を受賞している。ビリー・ワイルダーが「アパートの鍵貸します」で同賞を取った翌年だ。そして、その10年ほど後、60歳で自殺してこの世を去ったそうだ。
人生を掴んだとさえ思える作家が自殺して果てる。現実はより複雑なのか、いや単純なのかも。さて。

ヒロイン役を橋口まゆみさんが演じてらした。
初演(空間製作社版より前)の四方田版「ホームカミング」でリエコを演じてくれた方。
また世間の狭さを感じました。

皆様お疲れ様でした。大原君、栗田君、火曜からはウチの方をよろしくです。
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