こうたはん

2008/9/18 | 投稿者: Sky Theater PROJECT

前回の続き。
家に帰り着くと、下の弟がまるで、この世が終わってしまうかのような感じで泣いていました。
「こうちゃんに殺される〜」
……いやな予感が走ります。
どうやら、兄弟3人の冒険の書のうち、僕のデータだけが消えてしまったらしいのです。
絶句しました。
第一作目の復活の呪文を記したルーズリーフが洗濯されてしまったことが脳裏をよぎります。

母親が真面目な顔で「怒らないであげて」と諭します。
そりゃそうです。僕は高1、弟は小学4年生。怒るわけには行きません。
その時の僕も怒るというよりは、何が起こったか信じられない、という気持ちでした。
もちろん心のどこかで冷めていた部分もあります。
「ゲームのデータごときで小学生の弟につらくあたるなんて、阿呆じゃねーの?」的な自覚があったんでしょう。
それでも、弟は大泣き。多分、彼の中の『ドラクエのデータ』の価値は僕の中のそれより大きかったんだと思います。
ドラクエIの復活の呪文と同様、僕の冒険は白紙に戻されてしまいました。
目の前が真っ暗になりましたよ……。

……そんな話を大学時代、四方田に話したことがあります。
結構、もりあがりました。
この話がどれだけ『ガンガンいこうぜ』に活かされているのかは知りません。
そんな経験、他の人もいろいろしていることでしょう。
日本全国であった『ドラクエIII』、『ドラクエIV』のデータ消失事件。そこにはいろんなドラマがあるはずです。
『ガンガンいこうぜ』もそのうちのひとつ。
公演初日まであとわずか。どうか、楽しみにお待ちください。

ちなみに、この話を今年になって実家の母にしたんですよ。
「あの時は、ホント参ったよ。母さんは『怒らないであげて』とか言うしさ」……みたいに。
そしたら、うちの母はまるで全然な〜んにも覚えてませんでした。
そりゃそうでしょう。母にとって、弟が消した僕のゲームのデータの価値なんてゼロにも等しかったんだから。
「怒らないであげて」は弟の哀しみを汲んでの台詞ではなかったわけです。
わかってたことだけど、なんか、ショックだなぁ……と20年経過した今、思ったわけです。
もう時効ですけどねw

さてさて、明日はいよいよ王宮サイドのゲネプロ。
さらに、明後日の昼に迷宮サイドのゲネを行い、いよいよ幕が開きます。
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