road to truth

ひとりの人間の「真実の生き方」への模索の記録

 
九条を守ろうブロガーズリンク

カレンダー

2018
October
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

QRコード

検索



このブログを検索

カウンター

本日のアクセス
昨日のアクセス
総アクセス数

メッセージBOX

ブログサービス

Powered by

teacup.ブログ
RSS

見えない心を見る

昨年の今頃は、授業中の立ち歩き・授業妨害・教師への暴言・クラスメイトへの暴力・・と荒れ狂い、校長室に預けられていたと聞いた。
僕が今の学校に赴任する前のことだ。

今、彼はギターに興味を持ち、毎日毎日練習を重ねている。
大放課はいつも彼に寄り添い練習を見まもっている。
この前、「いつまでも絶えることなく友だちでいよう〜」っていう曲を弾きたいと言い、僕を驚かせる。
いつのまにか、たどたどしいがこの曲のコード弾きをこなすようになる。
きょうは、「翼を下さい」を弾きたいと・・

荒れ狂っていた彼の、飢え乾いた心が求めていたものが、
誰の目にもわかるようになってきた。

こんなことがあった。
掃除の時間に呼び止められた。
「先生の手あったかい?」
ぎゅうと手をにぎられて、
「うわ〜あったかい。手があったかい人は心が冷たいんだって!」
と言われた。
他のこどもたちとも手を握りあっていた彼、
何を思ったのか、冷たい鉄製の手すりを握りしめている。
???
「おれ、手冷たいよ。心あったかいんだぞ!」

見えない心を見る。
その心の求めに答える。
ただそれだけでいい。

かれと過ごしたこの1年が、
僕にそう教えてくれた。


0
タグ: 子育て 子ども 教育
投稿者:eudaimonia

10才になった君たちへ。(1/2成人式によせて)

10年前、君たちはこの世に生まれた。
その瞬間のご家族の喜びは、
はかりしれないほどのものだったことでしょう。

「生まれてきてくれてありがとう!」
君がそこにいること。
生きていてくれること。
それだけで僕はうれしい。

少しばかりひねくれものでもいい。
少しばかり元気が良すぎてもいい。
少しばかり引っ込み思案でもいい。

君が今そこにいて、
その瞳をキラキラと輝かせていてくれること。
ただそれだけでいい。

たくさんのぬくもりにつつまれて生きてきたあなたも、
つらい思いに小さな心をふるわせてけんめいに耐えてきた君も、

君の人生はまだはじまったばかり。
ようやく君は君の足で歩き始めたばかりだ。

これからの歩みの中で、
自分の力で自分の幸せをつかみとるんだよ。
自分の力で自分の夢をかなえるんだよ。

今日のこの記念の日に、僕は君たちに誓う。
これからも君たちをずっと応援し続けることを。

君たちのやさしさの花が美しく開きますように。
君たちのやさしさの花で世界が幸せに満たされますように。



2013年1月18日
二分の一成人式によせて



人は共に生きる

http://www.youtube.com/watch?v=AclmYQ08Dl4

ひとはともに生きる

http://www.youtube.com/watch?v=-VZ2gOj3BZY
0
投稿者:eudaimonia

やさしさの記憶

虐待を受けてきた子どもたちと接する。

そういう子どもたちの苦闘を知る。

たとえその虐待から逃れ得たとしても、その後に続く苦しみと闘い。


だが逆にいえば、

誰かに大切にされた記憶もまた、

時を越えてその子を励まし力を与え続ける。


「駅から家までの道を自転車で走っているような、

 そんな日々のなにげない瞬間に

 ふと、誰かに大切にしてもらった記憶が

 よみがえってくるのだった」

(益田ミリ)

人は共に生きる

http://www.youtube.com/watch?v=AclmYQ08Dl4

ひとはともに生きる

http://www.youtube.com/watch?v=-VZ2gOj3BZY
0
投稿者:eudaimonia

成長途上にある人間の絢爛豪華な人間ドラマ

古びた印刷紙が大切に保管してあった。
その裏に書かれた自分のメモ書きをとっておいたものだった。
こんなことが書いてあった。

成長途上にある人間の絢爛豪華な人間ドラマ 
 三上満


必ず成長し、変わるドラマの主人公だという信頼。
実に多様な回路をたどりながら成長していくもの。
ゆがんだ行動で人間らしい願いを表現したり、
手におえなくなることが成長の一里塚であったり、
ごまかしたりウソをついたりすることが
知恵のついてきた証拠であったり。
荒れることが、これではいけないという心の葛藤が生まれ
前進に向かい始めた印であったり。
いじけたり自分を嫌いになったりすることが、
自分をみつめる心が深くなった証であったり・・・

落ち込んだり、自分に嫌気がさす生き物なんて
人間以外に聞いたことが無い。
子どものありのままの姿を、まずは共感をこめて、ゆったりと受けとめよう。


メモを読み、そしてまた僕は思う。

否定的なことの中に潜む、変化・発展のドラマの胎動をしかと見抜ける目を持ちたい。
子どもは自ら伸びようとする力をもつ存在であると信じられる頭を持ちたい。
子どもたちが、必死に自分と闘いながら生きているその姿に共感できる心を持ちたい。
子どもたちと共に成長する未完成で未熟な存在として・・

日々の実践に、時にはへたりそうになりながら、
そんな決意をした今日だった。









2
タグ: 三上満 教育 教師
投稿者:eudaimonia

わすれられない贈り物

ある日の国語の授業でのこと。

その日のK君、さっそく活躍。
「配達係の人、配達をわすれているよ!」と係のみんなに注意をうながす。
そんな時は、ほめることを忘れないようにしている。
I君と話しているところへKがやってきたので、
I君に「Kは係りの仕事忘れていた子にやさしく教えてあげたんだ。すごいよね。」
と話した。間接的な形だが認められることの喜びがさらに彼を深部から変えていく。
K君のその日のその時間の授業への集中は目を見張るものがあった。

教材は「わすれられない贈り物」

年老いた心優しいあなぐまさんが、森の仲間たちとの永遠の別れを迎える。
あなぐまさんは、友のしあわせを自分のしあわせのように感じられる人だったので、
あなぐまさんとの、たくさんの思い出が動物たちの心に息づいていた。
あなぐまさんがさいごまで努力したことは、どうしたら自分がいなくなっても動物たちを悲しませないですむか、ということだった。
あなぐまさんを失った悲しみにくれる日々は、やがて心の中に生き続けるあなぐまさんが残してくれたものの豊かさに感謝し、そのぬくもりと共に生きる毎日へとかわってゆく。そんな物語だ。

K君は、他の誰にもできないほどの深さと重みをもってこの物語を受け止めた。
こんな感想文を書いている。

「ぼくはこのはなしがとてもすきです。こんないいはなしがきょうかしょにあるので、おどきました。ぼくがいちばんすきなところは、さいごにもぐらさんがありがとうといったところです。ありがとう、ぼくはこのことばがすきです。せんせいもすきですか。あなぐまさんはしぬまでいっしょうけんめいに、いきました。あなぐまさんはすごいなぁとおもいました。」

Kは、自分の人生と、自分の生き方と、自分の仲間の問題として、
この物語のメッセージを受け取った。心で受け止めた。
それができたのは、彼が、もがきながらも自分のおかれた状況とたたかい、
懸命に自分自身を生きようとしてきたからではないだろうか。

Kは、いまだにけんかする。ついこの前もおとなしいY君を泣かせた。
謝りなさいといっても心がこもらない。
ところが、「それでは、あなぐまさんのようにみんなから好かれる人には、なれないな。」と諭すと、とたんに真剣な表情になって照れずに心からの謝罪をする。そして「先生、僕できたよ。きちんと謝れたよ。」と伝えにくる。

K君のそんな姿こそ、彼からの決してわすれることの出来ない贈り物である。







3
タグ: 教育 学校 子ども
投稿者:eudaimonia
1 2 | 《前のページ | 次のページ》
/2 
 
AutoPage最新お知らせ