road to truth

ひとりの人間の「真実の生き方」への模索の記録

 
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自らを問い返す

学校にはたくさんの人間が集まっている。必然、そこには数々の人間ドラマがある。
くわしく書けないことも多いが、今日もまたそんな事を実感させられた日だった。

「昨日の夜ね。警察が僕の家に来たんだ・・・」
と浮かない表情で僕の前に現れたYくん。
彼は何年も、父親の暴力に悩み続けてきた。昨日は姉がやられたそうだ。
「・・だから夜遅くまで寝られなくて、きょうはだるいんだ」という。
彼は夜中、新しいお母さんが最近出産した赤ちゃんを必死で寝かせつけていたという。
10才にも満たない彼のそんなけなげな姿に、僕は頭が下がる。
Yくん、僕の励ましの言葉は、君の心の支えになっているだろうか?

あるクラスでの授業中、教室の電話がなり響く。突然の祖父の死の知らせ。
知らせを受けたNさんは平然としていた。僕が「あれっ?」って思うほど・・・
彼女がいつものように気丈に振る舞っていたから、教室では何事もなかったように時はながれていた。
だが実は・・・教室を離れて一人になった時、Nさんはあふれてくる涙をどうにもこらえることが出来なくなって大泣きしていた、と後に伝え聞いた。

ちょうどその同じ頃、Kくんが僕にポツリ・ポツリと話してくれたこと。
「○○には僕は何度もいったよ。」(Nさんのおじいちゃんが○○の人だった)
「そこに、お母さんがいるんだ。僕のおかあさんね、お父さんと別れて、だれか別の人とそこで暮らしているんだ。」
一年近く付き合ってきて、Kが初めて、自分から自分の身の上の話を語ってくれた瞬間だった。たんたんと・・そして、切ないほどにさりげなく。
Kくんのお父さんもまた再婚し、別に家庭をもっている。Kはおじいちゃん、おばあちゃんに育てられてきた。Kくんは、人間不信になってぐれてもおかしくないような境遇の中にあって、その環境を受け入れ、祖父母を大切にし、家の手伝いも率先して行い、自分の心の中にやさしさを育んできたのだった。
僕は、そんなKくんの姿にも人間の美しさを教えられ、頭が下がる思いを抱く。

職員室で担任の先生とその話をした。
「もう、最近はKくんが○○に行くこともなくなった。」と聞いた。
話をしていて、その表情にその言葉に、担任の先生のKを思う気持ちも伝わってくる。
僕は、胸にこみ上げてくるものに耐えられず、
席を立ってトイレに行って涙をぬぐった。

学校はドラマに満ちた場所だ。
そこで、僕が教えられ、救われることは数限りない。
だが果たして、僕はそこで何かを教えたり、また誰かを助けたりできるような存在たりえているのであろうか。
自堕落な自分を、そんな思いが鞭打つ。










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投稿者:eudaimonia
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