road to truth

ひとりの人間の「真実の生き方」への模索の記録

 
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インド人の仁義

「ワタシ、アナタノコト、ヨクオボエテル。
 アナタ、ワタシノコト、オボエテマスカ?」


今日、地元の駅前を歩いている時に、突然声をかけられた。
彼は、確かに以前どこかで出会ったことのあるインド人だった。

「ワタシ、アナタノコト、ワスレテイマセン。
 ココデ、アナタガシテクレタコト、ワスレテイマセン。」


そこまで聞いて、僕は、はたと思い出したのだった・・・
昨年の今頃、あれは確かとても寒い夜だった。
彼が僕に声をかけてきた。

「ワタシ、トテモコマッテマス」
「ワタシ、ダマサレタ。」


頭にターバンを巻き、身なりのみずぼらしい外国人に「困っている」と言われて、僕は寒さも忘れて、しばらく彼の言葉に耳を傾けた。
彼は、日本人観光客の女性と出会い、そして結ばれ、彼女の要望もあって祖国を離れ日本で暮らし始めた。
だが、その奥さんは別の男性の元に去り、今はひとり取り残され、おまけに仕事も失ったという・・・

「ニホンニキテ、イイコトハ、ナニモナカッタ・・・」

彼の大きな目からは、みるみる涙が溢れ出した。
とりあえず仕事がほしい・・・という彼を助けるために、ハローワークに電話したり、
仕事情報誌を見てあちこちに電話をしたりした。
うまく仕事を見つけることが出来ず、仕事探しの方法をアドバイスして、彼と別れた。
その時、「これでよかったのだろうか?彼のためにもっと出来ることはなかったのだろうか?」と僕は思ったのだが、彼はそんな僕に「こんなにしてもらって本当にうれしい。」と、涙をぼろぼろ流しながら、何度も何度もお礼の言葉をくれた。

「ドヨウ・ニチヨウニハ、ココニキテ、アナタノコトヲ、ズットサガシテイマシタ」

と、今は見違えるように元気になった姿で彼は言った。

「ヒトコト、オレイガイイタクテ。ズット、アナタノコトヲ、サガシテイマシタ。」

この言葉に、僕の胸はどうしようもなく熱くなった。
今では仕事も見つけ、ぱりっとした恰好をしていた彼の姿を見て、僕は素直に喜んだ。
だが、それ以上に・・・「一言お礼を言いたくて、土曜・日曜には僕の姿を探し回っていた」という彼の心に、僕は感動したのだ。

日本の庶民が「助け合い」を美徳としていた時代は、もう過去のものとなってしまったのだろうか?
僕などの存在が、外国の人から涙ながらに感謝されるようなこの国の現状こそが、この国の危機そのものではないだろうか?
ああ、美しい国よ!

この国の政府はすでに、「格差を解消することは、共産主義社会に至る道・・・」
などの論法で、人々の連帯による助け合いを否定するような政府に成り下がっている。

フランスでは、同じ資本主義国でありながら、すべてのホームレスに住居を保障するという法律がまもなく成立しようとしているというのに・・・
どちらがまともな資本主義国か?火を見るよりも明らかであろう。

今日大阪で、ホームレスの人たちのテントが強制撤去された。
ああ、仁義なき「美しき」国よ!


*改題し、内容も一部変更しました。








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投稿者:eudaimonia
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