road to truth

ひとりの人間の「真実の生き方」への模索の記録

 
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「かどや」にて

一人で酒を飲んでいると不思議な出会いというものがある。

いつものようにメモ帳にメモを書きながら飲んでいると、隣の若いお兄さんが、「失礼ですが作家の方ですか?」と聞いてきた。そこから話になり、次第に深くつっこんだ対話となった。
聞くとその人、精神の病が重く、病院暮らしが長いという。
最初の原因となったのは、小学校2年の頃にあったいじめ。それから彼は学校に行かなくなり、彼の今に至る苦闘の人生が始まった・・・

彼を本気で救おうとする大人がいなかったという事が悔しくてならなかった。彼を追いつめていった彼を取り巻く全体に怒りをおぼえた。
僕は感じたことのそのままを彼に話しながら、いつのまにか涙をこぼしていた。焼鳥屋の丸く囲まれたカウンターで泣きながら話している光景は異様だったであろう。でも、僕は恥ずかしくはなかった。
純粋に真っ直ぐに僕に向き合ってくる彼に、自分もまた純粋に真っ直ぐに向き合う以外に彼と対する方法はなかった。

「病んでいる」という彼の心の方こそがまともで、そしてピュアで、彼を取り巻く(つまり僕らを取り巻く)社会の方こそが病んで、どす黒くなっているとしか僕には思えなかった。

優しい心の持ち主たちが、この社会では辛く苦しい思いをしている。
傷つき打ちのめされながらも、彼らは彼らのものである優しさを守りながら生きている。


彼が、飲み屋で酒を飲むのは一年ぶりだと言った。思い切ってやってきた、とも言った。
そして何度も何度も「来て良かった」と繰り返した。
「あなたと出会えて本当に良かった・・・」と言ってくれた。

なぜか、不思議な巡り会いに最近よく導かれている。


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投稿者:eudaimonia
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