2005/12/27
昨晩から今日未明にかけての出来事。
床に入っても寝付くことができない。寒いので暖房をつけても
寒気がする。いくら暖めてもその寒気は止まらない。
少しうとうとすると、あまりにも恐ろしい夢が出現する。
たとえば、壁に張り付いて歩く猫を見つける。猫が僕に飛びついてくる。左脇の下。
恐怖に目覚めると、そのあたりにしびれの感覚が残っている。
そのくりかえし。長い夜だった。何か得体の知れない霊的な感覚があった。
その時、ふっと気がついた。それまで、他の事を考えていたので気がつかなかった。その事から父のことに想いがいたった時だった。
もしかしたら、今日は24年前に父が絶命した日ではなかったか?
24年前のクリスマスイブの日の未明、遠く離れた僕の元に「父が危篤、すでに脳死状態」という知らせがはいった。夜明けを待って駆けつける。病院での寝泊まり。父は植物人間の状態ながら心臓を動かし続け、数日生きた。
そして・・・
さっそく、仏壇にろうそくの火をともし、線香をあげ、手をあわせ、父に語りかけた。
そのまま床に入り、ろうそくの火をみつめながら生きていた頃の父を思った。
口数の少なかった父が、僕に愛情を込めて語ってくれた言葉を思い出していたときに、ろうそくの火が大きくゆれた。こころが安らかになってきた。
あたたかいものに包まれた感覚がやってきたころ、ろうそくの火がちいさくなっていくことに気づいた。
「心の中で、お父さんいかないで・・・」と叫んでいた。
からだじゅうに鳥肌がたち、せすじから全身に震えがきた。
ろうそくの火が消えた。
父の命が消えた瞬間をもう一度味わった。あの時以上にリアルに冷静に父の死を見つめた。そして、感謝の気持ちをたくさん込めて父を送ることができた。
もしかすると、24年前に絶命した時と同じ時刻だったのかもしれない。
朝まで熟睡して母に確認すると、やはり今日が父の命日だった。
父は僕に力をくれるために現れてくれたのだろう。
父が受け継ぎ、はぐくみ、この世に残した僕という存在。僕というかたちをした命。そのありがたさ。今を生きていることの尊さ。
一瞬たりとも無駄にすまい。最高に輝かせて生きなければなるまい。
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床に入っても寝付くことができない。寒いので暖房をつけても
寒気がする。いくら暖めてもその寒気は止まらない。
少しうとうとすると、あまりにも恐ろしい夢が出現する。
たとえば、壁に張り付いて歩く猫を見つける。猫が僕に飛びついてくる。左脇の下。
恐怖に目覚めると、そのあたりにしびれの感覚が残っている。
そのくりかえし。長い夜だった。何か得体の知れない霊的な感覚があった。
その時、ふっと気がついた。それまで、他の事を考えていたので気がつかなかった。その事から父のことに想いがいたった時だった。
もしかしたら、今日は24年前に父が絶命した日ではなかったか?
24年前のクリスマスイブの日の未明、遠く離れた僕の元に「父が危篤、すでに脳死状態」という知らせがはいった。夜明けを待って駆けつける。病院での寝泊まり。父は植物人間の状態ながら心臓を動かし続け、数日生きた。
そして・・・
さっそく、仏壇にろうそくの火をともし、線香をあげ、手をあわせ、父に語りかけた。
そのまま床に入り、ろうそくの火をみつめながら生きていた頃の父を思った。
口数の少なかった父が、僕に愛情を込めて語ってくれた言葉を思い出していたときに、ろうそくの火が大きくゆれた。こころが安らかになってきた。
あたたかいものに包まれた感覚がやってきたころ、ろうそくの火がちいさくなっていくことに気づいた。
「心の中で、お父さんいかないで・・・」と叫んでいた。
からだじゅうに鳥肌がたち、せすじから全身に震えがきた。
ろうそくの火が消えた。
父の命が消えた瞬間をもう一度味わった。あの時以上にリアルに冷静に父の死を見つめた。そして、感謝の気持ちをたくさん込めて父を送ることができた。
もしかすると、24年前に絶命した時と同じ時刻だったのかもしれない。
朝まで熟睡して母に確認すると、やはり今日が父の命日だった。
父は僕に力をくれるために現れてくれたのだろう。
父が受け継ぎ、はぐくみ、この世に残した僕という存在。僕というかたちをした命。そのありがたさ。今を生きていることの尊さ。
一瞬たりとも無駄にすまい。最高に輝かせて生きなければなるまい。

投稿者:eudaimonia