2018/9/6

おつまみ「塩キャベツ」考  短歌

酒呑みの常として、おつまみには気を使うし、少しでも美味しいつまみを探しているものである。また飲み物とおつまみとの相性も大切な要素である。例えば、ビールには枝豆がよく合うし、健康上から見ても相性がいいものらしい。日本酒には塩辛や湯豆腐などがよく合うものだと思う。

そういう中で、先日は塩キャベツを思い出した。居酒屋の定番おつまみの一つであるが、これがなかなかよくできたものだなあと感じたのである。何よりスピードメニューである点がいい。キャベツを無造作にちぎったものに塩だれをかければできあがりなのだから、これほど手間のかからないものはない。店によっては塩昆布をパラパラっとかけているところもある。味もピリッとしていて、ビールにも日本酒にも合う。

そんなことを自宅で話していたら、妻が行きつけのスーパーで、その塩だれを買ってきた。居酒屋でしか食べられないものと思っていたのだが、スーパーでも売っているのなら、これからは自宅でも塩キャベツを楽しめるのだとわかった。これは小さな喜びである。

料理が好きでしかも上手な妻のことだから、頼めば何でも作ってくれるには違いないのだが、それでも、できることならあまり手間をかけずに、それでいて自分も楽しめるおつまみであればそれに越したことはない。そういうものを一つ見つけたものだから、何となく嬉しくなった。

今年に入ってから血圧が少し高めになってきたので、あまりたくさんは食べられないが、当分はこれで楽しめそうである。
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2018/8/29

JR北海道の大奮起を望む  短歌

10日ほど前の新聞に国からJR北海道の記事が出ていた。内容は、経営再建中の同社に対して19〜20年度に400億円の財政支援をするというものである。周知のとおり、1987年に国鉄が民営化され、JRが発足してから丸30年が経つ。この間、同社はずっと赤字続きであり、国からは累計で1兆4000億円を超える財政支援が行われてきた。

JRの発足時に、北海道、四国、九州の3社は「JR3島」とも呼ばれ、当初から経営の難しさが指摘されてきた。しかし、JR九州は様々な施策を打つことによって数年前には、難しいとされてきた上場まで果たしている。先日その会長である唐池恒二氏の講演を聞く機会があったが、氏は「JR再建の真のポイントは労使問題である。」と喝破されていた。九州においても同様な課題はあったのだが、適切な危機感を共有することによって乗り切ったのである。

収支改善のためには、コスト削減と増収策が必要となるが、そのいずれもが遅々として進んでいない。例えば最低限の施策である赤字路線のバス転換なども周辺自治体との調整が難航して進んでいないし、九州のような新しい列車や乗車プランの企画なども進んでいない。遊休地を生かした不動産事業や飲食事業など、鉄道以外の事業の企画も耳にしたことがない。

それどころか、いくつかの鉄道事故の原因は従業員の怠慢や連携不足によるもの、つまりは過去の悪習を振りきれないなど労使問題が根底にあることが明らかとなった。やるべきことをやっていないからである。ここは鉄道事業の専門家よりも労務問題のプロを送り込んで従業員の意識から根こそぎ革新するしかないのではないだろうか。JR北海道の大奮起を強く望むものである。

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2018/8/24

人体の不思議な力  短歌

きょうはたまたま居酒屋で一人で飲んでいた。週末の森ノ宮駅すぐの居酒屋はこれ以上ないと思わせる超満員で、注文した品が出てくるまでの待ち時間の間に、何となく右手首を見たことから様々なできごとが頭に浮かんだ。

それらは、若いときのこともあるが、むしろ最近の10年間くらいに起こったできごとのほうが多かった気がする。それらは生駒山からの下山途中に経験した右手首の骨折であり、近所の駅前で転倒して頭を打ち3ヵ月後に発症した硬膜下血腫であり、今年の1月に経験した腰椎圧迫骨折である。

この内、右手首は単純骨折であったため特に手術もせず、ギプスで固定していただけなのに血管や神経の断裂もなく、今は何ごともなかったかのように元どおりに機能している。硬膜下血腫にしても、頭にドリルで穴を開け内出血を取り出すという命にかかわる手術ではあったものの、手術そのものは30分くらいで済んだし、手術直後には親友達に登山のドタキャンの電話連絡もできていた。

人体という機械はよくできたものだなあとつくづく思わずにはいられない。自然治癒力というのか、蘇生能力というべきか、とにかくいつの間にか元どおりに戻るのだから、不思議なことだと思う。

しかしながら、今年の腰椎骨折だけはまだまだ完治せず、後遺症的な症状を引きずっている。これは人体が持つそういう不思議な能力が加齢と共に弱ってくるからだろうか?何にしろ、今回もまた以前のケースと同じように、早く不思議なくらい元どおりになってほしいものである。
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2018/8/18

新幹線のスピードを実感する  短歌

概ね2ヵ月に1回の人事の研究会のため、今日も新幹線で日帰りで東京を往復した。私が予約する座席はいつも山側(北側)のE席である。その目的は当然ながら富士山が眺められるからである。残念ながら今回は厚い雲に覆われて富士はその山頂も特徴ある裾野も見せてはくれなかったが、代わりに新幹線のスピードを実感した。

いつもはJRのジパング倶楽部を利用するためひかり号を利用するのだが、今回はお盆の時期にあたるため久しぶりにのぞみ号を利用した。ひかりなら京都と東京間は2時間40分かかるがのぞみなら2時間20分である。ざっと映画を1本見ている間に東京に着くという感覚である。

514kmの距離を2時間20分で走るということは平均時速は220kmになる。マイカーでの高速道路の平均時速ならせいぜい80kmくらいだからその3倍近いのである。そういう点でも早いのだが、次々と移り変わる窓外の景色を眺めていてもその高速感はものすごいものがある。

当然ながら列車のすぐそばの近景を眺めている時のスピード感は半端ではない。これで事故らしい事故がないのだからさすがは世界一の新幹線である。

窓際の席を予約した新幹線の醍醐味は富士山だけでないこと、スピード感を実感することにも意味があることを改めて感じた次第である。
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2018/8/8

奈良県のことを少しは見直した  短歌

「知事は県民のほうを見ずに中央ばかり向いている」と日ごろは批判している私だが、先日の新聞報道を見て少しはその考えを見直した。その記事は、先の国会で成立した「改正医療法・医師法」についてであった。医療の地域間の偏りを是正し、都道府県ごとに病院や医師の配置を見直すのが狙いだそうだ。この課題に対して、奈良県は病院の機能分化にいち早く着手したというのである。

それは2006年に、複数病院から受け入れを断られた妊婦が亡くなった事故がきっかけである。当時は県南部には3つの公立病院に医療資源が分散し、拠点機能が曖昧であったのだが、県は機能を集約した「断らない病院」を新設して診療成績を改善した。そしてその他の病院は急性期の患者から回復期の患者や療養向けに切り替えた。拠点病院の立地や人事の調整、資金調達などの課題は市町村と協力して乗り越えたのである。

あの奈良県もやればできるではないか。少しだけ見直した。しかしながらまだまだ課題は残るようだ。例えば、民間病院の機能分化も残されている。理由は、これまでは国の医療政策が急性期の診療報酬を上げてきたため、中小病院の多くが迅速な処置が必要な急性期を中心とした医療を行っているからである。また医療には需要も提供体制も地域差が大きく、現場の知恵が欠かせないという側面がある。医療だけでなく介護や生活支援を一体で考え、地域実態に応じて支えるのが行政の役割である。

観光行政の不備など何かと不評な奈良県であるが、これを契機として県民、住民のほうを向いた施策を更に進めてもらいたいものである。
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