2019/1/28

韓国ドラマの限界  短歌

最近は妻の節子さんがすっかり韓国ドラマにはまっている。私もそれに付き合って観る機会が増えている。観ていて感じるのは3点ある。

先ずは「恨(はん)」の文化である。時代劇にしても現代劇にしても、主テーマは「恨」で構成されている。だから「恨み」とか「仕返し」とか「かたき討ち」とかのことばがしょっちゅう出てくるので、聞いていてこちらが辛くなってくる。だから登場人物には「敵(かたき)役」が必ず必要で、それがあたかも生贄のような役割を演じている。「勧善懲悪」が主テーマの日本とはこの点が大きく異なると感じる。
 
もう1点は照明技術がお粗末そのものだということである。照明が一方からしか当たっていないことが多いので、人物や景色が実に不自然な場面が多いのである。観客や視聴者もそれでよしとし、制作スタッフもそれで満足しているようだが、その程度の情緒性しか持っていないのではないかと思えるほどお粗末な技術力である。

3点目は、登場人物(特にヒーローやヒロイン)が追いつめられるのは、たいていが断崖絶壁だという点である。そして矢で撃たれたり、足を滑らせて自ら千尋の谷底の川へ落ち、もう死んだと思われたのに助けられて生き返り仕返しに及ぶのである。要するに、ワンパターンの典型である。

こうして見てみると、先日来見苦しく聞き苦しい応酬を繰り返している韓国艦船のレーダー照射事件についても、彼らの考え方が理解できる気がする。自らの文化には乏しく「創造」の力が弱いためか、歴史的に見ても大国である中国の顔色を窺いその真似をしているくせに、一方ではその悔しさをどこかにぶつけたいために「敵役」を日本に求める、という思考構造が見えてくる。

また国民に迎合するリーダーと政府の偏った考え方は、外交的に約束を交わしたことでも平気で破ったり、堂々とこれまでとは逆のことを主張するなどを繰り返しているが、そんなことでは国際社会からの信頼が得られないどころか、既に信頼を失い世界中の笑いものになっている、ということにもうそろそろ気づき自覚すべきであろう。困った隣国である。
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2019/1/25

官僚達は腐っている  短歌

政府が立てた19年度予算が見直しの憂き目に会っているらしい。理由は毎月勤労統計(毎勤統計)のやり方が不正のため介護保険や労災保険の給付額の算定基礎となる平均給与額の統計数字が誤っており、政策の実行に必要な経費などの前提が大きく変わるからだそうだ。

この問題の発生元はまたぞろあの厚労省であるが、先日の新聞によれば再計算の根拠とすべき原資料の一部は既に廃棄されてしまっているらしい。その上、経産省や他の省庁でも同じようなミスというか不正が次々と見つかっている。全部で56種の基幹統計のうちのかなりでいい加減な処理がまかり通っていたようだ。

どの報告にも共通している問題点は、これらの不正がかなり前からずっと行われていることと、かなり上層部の幹部もこれに関わっているらしく、マニュアルまであったという点である。つまりは組織ぐるみということになる。

全く許せないことである。これほどの影響が出る問題なのに、例によって官僚は誰も責任を取らない。これも不思議な現象である。つまりは責任の所在が不明確なのである。もはや腐りきっているとしか言えない。

さらに明らかになった事実では、第三者委員会によるヒアリングの席に次官に次ぐ立場の審議官や官房長が同席していたことが判明した。お粗末と言うのをはるかに飛び越えて、国民を舐めているとしか考えられない。

ここまでくれば、いよいよお役所の民営化を本気で考えざるを得ないのではないか。現にアメリカなどの国では、サービス部門など一部は民営化されてコスト削減とサービス向上の両立を実現している。日本もそろそろ本格的に考えるべきである。
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タグ: 毎勤統計 官僚 不正

2019/1/20

四都物語  短歌

谷村新司の曲に「三都物語」というのがある。1990年ごろに発表された、京都、大阪、神戸をテーマにしたJR西日本のCMソングであったと記憶している。

私はここに和歌山を付け加えて「四都物語」を提案したい。三都だけだと、単に東西の三都市をつなぐだけなので、和歌山を加えることによって南北にも広がりを持たせたらどうか、という発想からである。近畿は東西だけでなく南北にも広がりを持つ地域だから当然である。

思えばこの国は、大きく見て東京と京都、大阪を結ぶ東西の鉄道と道路の幹線を軸に発展してきた。ということは、南北の地域はその幹線から派生するおまけというか、ついでの存在として成長してきたという感がある。

観光だけでなく文化や経済の面から見ても、もっと南北の地域を大切にし、南北を活用する視点に立った政策が出て来ないものだろうか?

しかしながら現実は、大阪を起点にすると京都までは阪急なら43分、JRの新快速では29分、神戸までは阪急で27分、JRでは21分だが、和歌山までは南海の特急で59分、JR快速(新快速はない)では73分、というのが実態である。先ずはこれを何とかすることが先決であろう。

少し大げさだが、この混迷し停滞感の強い日本の将来を考えた場合、これまでの延長上ではなく、例えば上記のようなこれまでとは異なる視点からの発想や取り組みが必要なのではないか、と感じた。

こんな他愛のないことを感じたのは、たまたま昨日は神戸に、今日は和歌山にと向かう用件があったからかもしれない。
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2019/1/15

尼崎城の再建を喜ぼう  短歌

たまに神戸方面に出かけるが、そういう時に利用するのは阪神電車であることが多い。それは身近な近鉄電車が阪神電車に乗り入れているため三ノ宮まで乗り換える必要がない便利さからである。難波から阪神線に入り、尼崎駅で梅田からの阪神本線と合流する。その尼崎駅でふと左側を見て「おやっ」と思った。そこに真新しい小さなお城の天守閣が見えたからである。

先日の新聞にも紹介されていたので、それが「尼崎城」であることを知った。阪神電車の尼崎駅から南東に歩いて約5分の川沿いの、市街地からもほど近い公園にあり、全国的にも珍しい四重の天守閣が姿を見せている。昨年11月末に完成し3月29日から一般公開されるらしい。天守閣は鉄筋コンクリート製の高さ約24mである。

尼崎城というのは、江戸初期に尼崎藩主であった戸田氏鉄の居城として築かれたが、1873(明治6)年の「廃城令」により取り壊されていたものである。江戸当時の城跡からは少し離れた場所に再建されたものだが、10数億円の建設費用は家電量販店の旧「ミドリ電化」を尼崎市で創業した安保詮氏が私費で拠出し、完成後に市に寄贈されるらしい。

昔からお城好きな私なので、完成したら早速に出かけてみたいものである。
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2019/1/11

市役所と郵便局  短歌

先日の母の逝去に伴う諸手続きのため市役所へ出かけた。高齢者保険、介護保険、年金などである。初めのうちは順調に進んだのだが、年金課のところでつまづいた。手続きのために、亡くなった人の住民票除票や所帯員全員の戸籍抄本を出せという指示である。当方としては、既に死亡届を出しているし、その情報やデータは既に市役所のデータベースの中にあるはずである。なぜその情報やデータが市役所内で共用されていないのか?マイナンバーは何のために導入されたのか?

不承不承で市民課に行って必要書類の手続きを始めたが、年金課でもらった指示書類を確認のために市民課で見せても担当者は自信のなさそうな顔で「この書類でいいのですか?」と逆に聞き返してくる始末である。手続き書類の表現についても各課ごとに違っていて、標準化されていないらしい。おまけに3種の書類で1050円も取られ、その後また年金課に戻って提出したので、時間も予想をはるかに超える長時間かかった。

あまりにも「生産性」が低すぎるし、市民本位の業務のやり方とは到底思えない。このICT時代なのだからもっとデータを共有していけば職員の数は半分以下、3分の1以下で済むのではないか?まさにこんな仕事のやり方こそAIに取って代わられる代表格であろう。

ムカムカする気持ちで次は郵便局へ向かった。使わなかった250枚の年賀ハガキを「寒中見舞い」として使いたいため通常のハガキに交換するためである。言う必要はないとは思ったのだが、こんなにたくさんの年賀ハガキを未使用で交換するのだから少々気後れして、母の死亡が理由で使わなかったんですと告げると、担当者は1枚の書類を出してきて私の氏名や亡くなった日付を書けという。

またまたムカッとしかけたのだが、よく聞いてみるとこういうケースでは1枚5円の交換手数料はいただかないことになっているので、そのための書類だというではないか。金額にすればたった1250円のことなのだが、何となくほんわか温かい気持ちになった。郵便局も民営化してから10年以上たつが、ようやく市民本位、顧客本位が身についてきたのを感じた。

私の持論どおり、市役所をはじめとするお役所やその関連団体は一日も早く民営化すべきだなあ、と改めて確信した一日であった。
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