2019/5/5

大学スポーツ考  短歌

関西には5つの大学野球リーグがある。一番有名なのは、関関同立と京大、近大が加盟する関西学生野球リーグで、他には関西6大学リーグ、阪神リーグ、京滋リーグ、そして我が和大チームが所属する近畿学生野球リーグである。

最近知ったのだが、近畿リーグには1部から3部までに18のチームが所属し、京大と滋賀大以外の国公立大学のほとんどが加盟しているのである。つまり、阪大、神大、和大、大阪教育大、大阪府大、大阪市大がそれである。このうち1部には神大、大阪市大と和大が所属し、2部と3部には阪大、大阪府大などが属している。阪大も最近までは1部リーグに属していたが、今は2部に甘んじている。

今でも1部に属する6チームのうち半分を占める国公立のチームが元気なのがこのリーグの活性化に貢献しているようだ。即ち、2016年度までは私学の雄であり湯舟投手などプロ選手を輩出した奈良学園大学が16年間王座を独占してきていたのを、17年度には何と和大が初優勝してからは昨春は大阪市大が優勝したり、昨秋は和大が2度目の優勝をしたりで、今年も和大が優勝戦線に絡んで現在は暫定2位である。

最近の大学スポーツの傾向としては、日大アメフト部の事件などを背景として、一部私学の行き過ぎた活動、つまり勉学はそっちのけでクラブ活動だけをしていればよいという風潮が見直されつつある。即ち、私学といえども一定の時間数以上は授業に出ていないとクラブ活動への参加を認めない、というルールが整備されたと聞く。

この動きが、元々から文武両道を標榜してきた国公立大学、とりわけ和大チームの追い風にもなっているのは事実であるが、何といっても17年度の初優勝を見て京大楽々クラスの学生が和大野球部に入学してきているのである。野球好きの学生にとってはその方が神宮球場への道が開かれているのだから当たり前かもしれないが、野球部以外の学生の志願者数まで増えているのだから大学としてはありがたいかぎりである。

国公立大学が法人化されてから15年・・・、少子化の中で健全な経営をしていくためには新入生の確保が死活問題だが、学生スポーツもそのイメージ戦略の一端を担っていることを大学当局もしっかりと認識すべきであろう。
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