2013/10/24

応任の乱に学ぶ  短歌

先日のNHKの番組「BS歴史館」で応任の乱を取り上げていた。1467年からの11年間にわたるこの戦は、私だけではなく専門家からみてもその原因や目的がよくわからない戦であるらしいことがわかった。

しかしながら、政治経済の上でも文化の面でも格別大きな「下剋上」が引き起こされたのが最大の特徴と言えるかも知れない。乱の影響で、幕府や守護大名の衰退が加速し戦国時代に突入するきっかけとなったのがその象徴であろう。難を避けるために多くの公家たちが京都から地方へ落ち延び、これに伴って京文化が地方へ展開されたことも見逃せないできごとである。

この時期は、既成の価値観を覆した「価値観の転換点」の時期の時代であったと言えるが、番組ではこの現代もまた応仁の乱に次ぐ、日本人の価値観の転換点の時期だと述べていた。確かにそうかもしれない。各家庭内での父親と母親の役割・位置づけの変化や、上司と部下の関係、多くの分野での女性の活躍、企業のグローバル競争の激化など、枚挙にはいとまがないくらいである。

ただひとつ応仁の乱の時期と違うのは、その大変化が戦争や大火を伴うものではなく、平和裡に、静かにまたゆっくりと進行している点であろう。早く、しっかりとその変化を見極めてきちんとした対応ができなければ、いわゆる「ゆでガエル」となり、気づいた時にはゆで上がっているかもしれない。心したいものである。

「蟻の目の大切さをば知りぬるも鳥の目なくて乱世過ごせず」

「目の前の変化見逃し過ごす身がやがてたどるはゆでガエルかな」
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ