2013/12/25

聖徳太子という人物  短歌

聖徳太子という人物は日本史の中でも不可解というか不可思議な存在である。もっと言えば、最近知ったのだが、今や聖徳太子は実在しなかったという見方が優勢だそうである。

実在されるとする説によれば、彼の若いころの名前は厩戸皇子(うまやどのみこ)である。朝鮮からの使者を迎えるためや、彼らに日本の朝廷の威厳を示すために斑鳩寺を開闢するなど大きな貢献をした。

信貴山の朝護孫子寺にある大きな張り子の虎は、朝廷に刃向かう敵との戦いの戦勝祈願のためにこの寺で願をかけ奇跡的に勝利を収めた聖徳太子の遺徳を偲んで建てられたものである。

先日ある企業を訪問するために八尾市の太子堂という地名のあたりを歩いていたら、国道から一筋入ったところに「太子堂」があったので、立ち寄ってみた。

そこは質素ながらまさに、聖徳太子の戦勝とその遺徳を称えて建立されたお堂、つまり太子堂そのものであった。そういえば、八尾市は信貴山の西側の麓にあたる。

実在か否かは別にして、このように今も人々の身近に奉られていたり、お札の肖像に採用されたりと、日本人の気持ちの中に存在感を示し尊敬を集めていることだけは間違いないようだ。

「いにしへの奈良の都を守らむと倭敵に向かひし太子の威風」

「この国の威信かかりし難局を平らげたりし太子の遺徳」
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