2021/11/28

ヤクルトスワローズの日本一に思う  短歌

今年のプロ野球日本シリーズは4勝2敗でヤクルトスワローズが20年ぶり6度目の日本一に輝いた。実は、戦前の私の予想ではオリックスバファローズが勝つと考えていた。それは、リーグ戦ではヤクルトは阪神タイガースとの優勝争いに最後の最後までもつれあっていたが、オリックスのほうは最後まで危なげない闘いを展開していたからである。

それにしても、今年の日本シリーズは実にいいゲームが続き目が離せない面白い展開であった。6試合中5試合が1点差で勝敗が決まるという歴史的な僅差のゲームであったし、内容もシーソーゲームであったからである。

専門家の分析によれば、勝敗の分かれ目は第2戦にあったそうだ。ヤクルトの高津監督は、これまでは完投の経験のない高橋投手を9回も続投させ、完封勝利に導いたのだが、それはレギュラーシーズンと同じく、十分な間隔を空ける先発投手の起用方法を貫いたということらしい。

その理由は、登板間隔を空けて多くの投手を起用することにより、十分な休養と調整期間を与えながら登板させ、各投手の力を最大限に発揮させることにあったという。

一般的には、長期のレギュラーシーズンと短期決戦の日本シリーズでは闘い方、特に投手の起用方法は違うとされる。さらに今年はコロナ禍対策のこともありシーズン中はなかった延長戦が日本シリーズでは採用されるなど、ルールの一部も違ったからなおさらである。

これは、高津監督が投手出身ということもあったかもしれないが、それだけでなく自分の意思、フィロソフィーを貫き通したということだと私は思う。その結果、日本シリーズの6戦とも異なる6人の先発投手を立てるという珍しいケースになったのだろう。

「平常心」とか「いつもどおり」はよく聞くことばだが、周りの状況とその変化に巻き込まれずそれを貫き通すということの難しさと重要性を改めて認識させられるひとコマであった。
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