2021/9/18

カモメの水兵さんを見たことがありますか?  短歌

カモメの水兵さんを知っていますか?そうです。「カモメの水兵さん、並んだ水兵さん」で始まるあの童謡です。私はそれを、和歌山市の北西端にある加太の海で見たのです。

それは釣り好きの後輩に誘われて出かけた釣り船の上でのことです。船は、早朝4時半に港を出て友ヶ島を抜け紀淡海峡を北上して、深日港や多奈川発電所と反対側の淡路島の黒岩水仙鏡を結ぶくらいのところまで漕ぎ出ていました。

後輩や副学長が大きな鯖や形のいいハマチを次々と釣り上げる中、私だけがいわゆる「ぼうず」の状態が続いていたのです。引き上げ時間の間際に一度だけ鯖が釣れたのですが、タモで掬いに行ったところで逃げられてしまいました。

そんな5時間近くの退屈な船上から何気なく海面を眺めていたら、波間に何かが浮かんでいました。「木のクズかゴミかな?」と思いながら眺めていたら、その物体が急に空へ飛び立ったではありませんか。

そうです、その物体はカモメだったのです。それまでは童謡の歌詞にあるように、「波にチャプチャプ浮かんで」いたのです。それは私にとっては初めてのできごとでした。

おまけに、その日は背びれだけを海面上に出して悠々と泳ぐサメの姿も見かけたのです。73歳の今までこんな経験はありませんでしたが、そんなできごとが同じ日に2つも重なったのです。

人生にはこんな一日もあるものなんですね。釣果はゼロでしたが、珍しい体験ができた一日ではありました。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ