2020/12/5

「水稲再生2期作」について  短歌

以前ここで2回にわたって「ひこばえ」のことを書いたが、それを読んでくれた高校時代の同級生からメールが来て11月26日の朝日新聞に「水稲再生2期作」の記事が出ていたよ、と知らせてくれた。「水稲再生2期作」とは、イネの再生力を生かして2回目の収穫をすることで、それが実用化できないかという研究があちこちで行われているらしい。

同じ水田で年に2回イネを育てる「2期作」は社会科の授業で習った記憶があるが、四国や九州などの温暖な地域を中心に昔から取り組まれてきたものの、労力的に厳しいことやコメの生産調整が続いたこともあってほとんど姿を消したらしい。

それに代わって今研究が進められているのが「水稲再生2期作」である。1回目の収穫後、刈り株から再生してくるイネ、すなわち「ひこばえ」を育てるものなのだが、それには温かな生育期間が十分に必要なため、九州などの温暖地域でしか実現は難しいようである。福岡県の試験田での実験では、3月から苗を育てて4月に田植えをし、8月に1回目、11月に2回目の収穫をしたそうである。

いくつかのパターンに分けての研究から分かったこととしては、1回目の刈り取り時期を遅めにしてかつ残されるイネの高さを高くした場合に一番収量が多かったそうだ。高めに刈ることで刈り株に残る多くの栄養分と葉が2回目のコメを充実させたらしい。

地球の温暖化がさらに強まれば九州以外の地域においても再生2期作の可能性は上がるだろう。また中国では既に研究が盛んで、地域によっては実際に農家でもやっているところがあるらしい。

「人生二毛作のすすめ」を著したのは外山滋比古氏だが、人間の二毛作についてももっともっと研究が進むといいなと考えた。
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