2019/7/20

「人事部会」という異業種交流会  短歌

大学のOB会の役員をしていてよく耳にするのは「若手の参加が少ない。結果として会員数と年会費収入が減り続けている」という嘆きである。それは特に、私よりも先輩の年代層からよく聞こえる。ではそれを食い止めるために先輩たちは何をしてきたのだろうか?

役員になってから私は、その対策としてどんなことが考えられるのかを色々と考えてみた。そして何度か提案をしたのだが、その都度それらは否決されてきた。それでも諦めきれず、自分一人でもできる方法を実施してみた。それが職種別の異業種交流会「人事部会」である。人事職種の経験者と現役ビジネスマンを対象とした隔月の交流会である。

若手の参加を促すためには、若手の現役ビジネスマンが何を求めているかと考えた時、それは「情報」ではないかと考えた。どの業種でもグローバル化とボーダーレス化、スピード化、多様化が急速に進む中で、人事課題も大きく変わってきているし、自社内には経験者がいないような課題に直面することが増えているはずだからである。それらに対して「同窓生同士だから」という信頼感をベースとした「場」を提供するのが目的である。

メンバーは、30代が6人と一番多く、40代が4人、50代が2人、そして60代以上が2人という構成である。当初は毎月の開催にしていたし、毎回のテーマを決めて議論していたが、新入会員があるたびに自己紹介に時間を取られたりするうちに、いつしかテーマを決めない緩いフリートーク主体の懇親会へと変貌していった。しかしそれでもこれが3年半も続いているのは自分でも驚きである。

先日の例会では、嬉しい話題をいくつか聞くことができた。今年社会人になったばかりの後輩と知り合った大学の役員であるメンバーが自分の大学への営業を受け入れてあげたこと、30代の若手メンバーが現在は営業をしているが先輩の影響を受けて社労士の資格を取る勉強を始め人事社員を目指していること、40代のメンバーが自分の同期生を入会させたいと希望していること、などである。

3年半かけて育ててきたこの会は、どうやらもう私の手を離れても自立していける力を備えてきたらしい。これこそが私の望んでいた姿である。こういう形で同窓会の存在意義を体感してくれた若手は、いずれは同窓会に対しても様々な貢献をしてくれるであろう。若手を増やしたいのなら、その目的に沿った施策を計画的に実施していくことが肝要であることを再認識した。
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