2019/6/12

性格の悪いやつら  短歌

最近ますます感じるのは、性格の悪いやつらが増えたなあということである。それは例えば電車に乗るや否や、我先に座席を確保したり、それが優先座席であってもお構いなしの若者であったりする。さらには、大股を広げて2人分くらいの座席を取っていたり、座席に深く腰掛けないでまるでベッドに寝る時のように通路に足を投げ出して座っている輩もいる。

電車で言えば、明らかに6人掛けくらいのシートに4人とか5人でゆったりと隣との間を詰めずに座り、知らん顔してスマホのゲームに熱中している輩もたくさん見かける。社内が空いている時だけならまだしも、乗客で混んできても一向に気にする様子が見えない輩もいるから始末に負えない。

そんな時はわざと大きな声で「すみません、詰めてくれますか」と声をかけて座ろうとするのだが、そういう輩に限って「あ、すみません」の一言もなくムスッとした顔で少し座席をずらすだけ、というのがいたりする。腹が立っているのは当方なのに、反省の様子すらないのは困ったものである。

これらの現象の原因は何だろう。当人の性格が悪いのか、学校や家庭での躾やマナー教育が足りないのか、風潮として自己中心的なものが蔓延しているか、間違った個人主義がはびこったせいなのだろうか?いやいや、もしかしたら私が歳を取ったせいでちょっとしたことでも気になるし、イライラしやすくなったせいなのだろうか?いずれにしても、血圧が高くなることの多い近年ではある。
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2019/6/8

時刻表って売れてるんだろうか?  短歌

環状線の車中にJR時刻表の吊り下げ広告があった。しかも電子版もあるという内容である。余計なことだが、今どきそんなものが売れるのだろうか、と少し心配になってしまった。

思えばふた昔前は時刻表は出張や旅行をする者にとっては必須のアイテムであった。分厚い冊子をひっくり返しては最短時間で行ける経路を調べたり、列車の乗り継ぎが可能かどうかなどを調べるのは楽しみでもあった。

しかしそれも、インターネットが普及し、さらには携帯電話でそれらを検索できるようになってからは無用の長物となった感がある。だからこそ、今でも紙版の時刻表が売られていることに驚きを感じたのである。

販売されているということは何らかのニーズがあるには違いない。とすればどんな人が、何の目的のために買うのかが気になってくる。例えば携帯電話やスマホを持たない人は買うのかもしれないが、その他にはどんな人がいるのだろう。どんな使われ方があるのだろう。なかなか浮かばない。

ITが普及し、デジタル全盛となった今、時刻表のようにその役目を終えてしまった商品や機器は少なくない。ましてAIがもっと普及したら、人間やその職業だって従来のままでは存在感が薄れるようになるのだろうなあ、などと考えながら乗り継ぎ駅で電車を降りた。

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2019/6/4

魚の保存料俚あれこれ  短歌

今朝の新聞に「紀州のなれ鮓(すし)」の紹介記事が出ていた。それによると、すしには「早ずし」と「熟(な)れずし」の大きく2種類があって、前者は「鮨」あるいは「寿司」として我々が今日食べている江戸前の握りずしや関西の箱ずし、押しずしなどがある。こちらは酢飯を使う。

一方、塩漬けした魚の腹の中に飯を詰めるか、魚と飯を交互に重ねて漬け込み自然に発酵させたものが後者であり、「鮨」と書くそうである。鮨の歴史的本場の一つが和歌山県なのである。

よく似たものでも食材や調理方法によって別のものになる例は他にもある。例えば「へしこ」と「鮒寿司」である。先日の荒島岳登山のあとに泊まった福井市内のホテルの和食レストランでは福井名物の「へしこ」を食べた。これは鯖を塩漬けしてさらに糠漬けした越冬の保存食である。

これを食べた我が親友は思わず、「僕の好きな琵琶湖の鮒寿司とよく似ている」と言ったのだが、店主はすかさず「それは違います。全く別物です。」と答えた。お互い食材の違いは認識していたものの、店主が言いたかったのは作り方の違いであったようだ。

上記の説明からいくと、「鮒寿司」は飯と塩を使うのだから、鮒を食材とした「熟れずし」(鮓)の一種である。紀州の「なれ鮓」とは、食材が違うだけで同じ作り方なのである。

いずれにせよ、食材と作り方の組み合わせによりいくつもの名物郷土料理があることが理解できた。それぞれに共通するのは、幾多の失敗を乗り越えながら、各地の名産品を保存食としてきた工夫と努力の成果であることは間違いない。
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