2019/2/24

中小企業の人事顧問の幸せ  短歌

先日は顧問先のうちの1社で、4月から社長就任が予定されている専務と共に約30名の社員全員の個人面談を実施した。1人平均で30〜40分間なので、4日間に分けて延べ18時間くらいかけて面談を実施したが、それはその企業にとって初めての試みであった。その結果は新年度の社長方針の参考にすることが目的の一つであった。

同社にとって「初」のことはこの他にもいくつかあり、採用面接の際に適性検査としてSPIを導入したことや、新人の多い職場で作業の理論面を教えるために「作業標準づくり」を研修として行ったり、古参と新人が半々になった職場の意識実態を把握するために全社員意識実態調査を行ったことなどがある。そのどれもが、私が提案し専務と社長に承認してもらって始めたものである。

その研修の中で私が新人たちに提示したのは「成長の3段階」ということである。今皆さんは第1段階の「わかる」という段階に到達しつつある。これからは1日も早くそれが「できる」という第2段階を目指してほしい。そして5年くらい先を目標に後輩に「教えられる」という第3段階、つまりは一人前になってほしい、ということを伝えた。

このこと自体はよく言われることではあるが、どんな業種や職種においても通じるセオリーであると私は考える。ここで大切なのは、自分がどの段階まで目指すのかを決意する、すなわち「目標」を持つことと、それを実現するためにはどういう努力や工夫をするのか、そしていつまでに達成するのかという「計画」を持つことである。

こういう基本的なセオリーをわかりやすく示すとともに、その企業にとって初めての試みにも挑戦してもらうことによって、その企業の成長や職場風土の強化のお役に立っている、と感じられる時が、中小企業の人事顧問を担当させていただいている一番の醍醐味である。またそのように感じられる私はほんとうに幸せ者だと思う。
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