2018/7/17

NHKは必要か?  短歌

先日の新聞で、NHKによるテレビ番組のインターネットを通じた「常時同時配信」について総務省の有識者検討会が「一定の合理性、妥当性がある」との判断を示したということが報じられていた。その新聞の社説では、これについては理解できるもののNHKの業務範囲が野放図に広がっていくことを心配していた。

新しいことに取り組むことを認める一方で、NHKはその業務の範囲を見直して時代の変化に伴って役割を終えた事業は思い切ってやめるべきだ、というのがその主張である。現に、日本のお手本となった英国では、2016年、BBCがネット事業の拡大に合わせてテレビのチャンネル数を減らしたそうだ。

私も全く同感である。そもそもお役所の基本的な発想というものには「スクラップアンドビルド」の考えがなく、「ビルドアンドビルド」だけであることが許せない。これが民間企業なら「選択と集中」の精神から何かに集中投資や新規投資を行う際には、他の何かを縮小したりやめたり売却するのが一般的である。従業員の数も減らすべきだろう。

NHKにそれができないのは、私は「受信料」制度があることが大きな要因だと考える。税金でもなく利用料でもなく、NHKを見ていない人からも徴収するというNHKの受信料の曖昧さと、毎年の事業計画を法律や政府の許認可で縛っていることが、企業でありながらお役所のような体質を生んでいる。結果として上記のような甘い判断や事業運営がなされている大きな要因となっている。

「公共放送」というものの存在価値を全面的に否定するつもりはないが、NHKの番組を見ていて「さすがこれはNHKにしかできないな」と思われるものは極めて少ないのが実態である。お笑いやバラエティや歌番組など、民放各局も含めて溢れているではないか。そこにNHKまでが競争するように取り組む必要がどこにあるのか? 

単年度会計、予算至上主義で、国会で承認が必要なため経営環境の変化にも即応できない経営体質のままでは適正な経営判断ができるはずがない。国は、NHKという組織のあり方そのものを思い切って見直すべきだと考えるがどうだろうか?

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