2018/5/12

ニュートラムという乗り物  短歌

大阪市営のニュートラムという乗り物に乗った。母校の野球部の試合の応援のために南港の野球場に行く際に利用したのである。この乗り物には以前にも何度か乗ったことはあるが、今回はこれが全面自動運転の乗り物であることを駅の表示で初めて知った。英語ではAGTというらしく、公営の乗り物としては最近まで唯一のものであったらしい。

AGTというのは、Automated Guideway Transiの略で、小型軽量車両が自動運転により専用軌道上の案内軌条に従ってゴムタイヤで走行する中量軌道輸送システムの一種である。4両編成の先頭車両に乗り込み、普通なら運転席がある場所を確認してみたが運転用の機械や器具類はなく、ただ単にスペースがあるだけである。無人運転車であることは間違いなかつた。走行速度は決して早くはないが、安定していて乗り心地は悪くはない。

最近は自動車の全自動運転が話題に上っているが、それに比べるとニュートラムのほうは敷かれたコースの上を走るのだからはるかに安全である。だからこそ5分おきにどんどんそうこうしているのだろう。ただこのニュートラムも初期のころは終着駅で停車せず脱輪してしまうという事故を起こしたそうだから、自動車の全自動運転はその何倍も何十倍もリスクは大きいだろう。

とはいえ人類は、夢のような構想を次々と実現してきているので、自動車のそれもついには課題を克服して実現する時が来るのかもしれない。そこに人類の「おごり」と「自己過信」がないことを祈るのみである。

 運転席のないニュートラムの先頭車両
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2018/5/7

グランフロント大阪での勤務  短歌

先般もここに書き込んだのだが、3月からある新興企業からの要請でその会社の顧問を引き受けて勤務を始めている。その会社は、日本やアメリカや中国のファンド会社や投資顧問会社からの要請に対してそれに対応できる専門家を紹介し、時間制で情報を提供する企業である。人そのものを紹介し転籍させるビジネスではなく、その人の専門領域での知識やノウハウのみを提供するという点で、新しいビジネスモデルと言える。

世界的には欧米や中国で先行しているが、日本でも1〜2社が既に数年前からビジネスを開始しているそうだ。今回の会社はそういう先行中国企業との合弁会社であり、9年前から神戸で人材紹介会社を展開する中国人女性が社長である。1年前に設立されたその会社の社員は、20代から30代の、日本人男性1名と中国人男性2名の計3名である。

その会社のオフィスはグランフロント大阪の北館にある。私はそこで、いわば管理部長のような役割をすることになっている。つまり、まだ就業規則もないのでそれに代わる社内ルールの整備をしたり、社員の人事評価基準づくりとその運用のお手伝い、ビジネスマンとしての基礎についての指導などを任されており、ついでに部下指導の経験の少ない社長に対する助言者の役割も求められている。

雇用関係ではなく契約関係であるため、勤務日数も勤務時間も私自身に委ねられているのだが、上記の役割を果たすためにはその会社の事業内容や社員一人ひとりの仕事内容と人物自体も知らねばならないので、月に3回程度出勤することにした次第である。そうなると昼食もグランフロント大阪内や近くの阪急3番街などで用を足すことになるが、これがなかなか楽しい。

サラリーマン時代は、社内の社員食堂で済ませるのが当たり前であった私にとっては外食の昼食は少し高くつくものの、実に新鮮な印象である。この年になって都会の真ん中で勤務して大阪駅の周辺でランチを食べる経験ができるとは思いもよらなかったが、何ごとも経験で、これは楽しむほかはないと考えるこのごろである。
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2018/5/3

あの奈良県もようやく動き出した  短歌

先日の新聞に「奈良県が2027年には県民のがん死亡率を全国最低とする目標を掲げ、4月から独自の取り組みを始めた」という記事が出ていた。地域別のがん死亡率や罹患率、検診受診率などのデータを分析して診療情報の「見える化」を徹底し、医療関係者らの取組みの効果を高めるそうだ。生涯で国民の2人に1人がかかるとされるがん対策の先進県である長野県を抜いて、全国トップを目指すということである。

奈良県と言えば、観光で有名な県のくせにホテルなど宿泊施設の数では最低レベルであったり、「県外就業率」では全国トップとなるなど、あんまりいいデータにお目にかかったことはないのだが、こういう前向きな目標が定量的に示されたのは、奈良県に住んで初めてと言ってもいいほど稀である。

それというのも何期か務めている知事が官僚出身のせいか、県民のほうよりも国や中央のほうを向いていると感じることがあまりに多かったので、知事や県に期待する声が少なかったのは事実である。私が住む生駒市も「大阪府生駒市」と揶揄されることがあるくらい県民や市民の多くは奈良県には期待せずむしろ大阪府のほうを向いている人が多いのもまた事実である。

しかしながらその認識も少しずつ変わりつつある。というのは、平城京跡も朱雀門や大極殿があるだけでなく、ある化学会社の工場撤去跡を借り受けて広大な平城京跡公園として整備が進みつつあるのは明るい話題である。このゴールデンウィークからオープンと聞いているので早速出かけてみたい。また奈良市内の中心部には、ここにきていくつかのホテルの建設が伝えられている。

あの奈良県も我々の冷ややかな目線を感じ世間の声に耳を傾けて、ようやく重い腰を上げたのかもしれない。もしそうなら結構なことである。奈良県と知事の本気度をじっくりと拝見してみよう、という心境である。

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