2018/4/29

植物園もいいもんだ  短歌

交野市の私市(きさいち)にある植物園に行った。正確には「大阪市立大学理学部付属植物園」という。私がこの植物園に行ったのは5回めくらいだが、前回はというともう30年位前になるからずいぶんと久しぶりの訪問である。同行した人からは「大阪市立の施設がなぜ交野市にあるのか?」という質問を受けたが、それはよくわからない。

この施設は第二次大戦前に満蒙開拓団の訓練のための地として設立されたのが前身で、戦後間もない1950年に大阪市立大学の研究施設としてスタートし今日に至っている。現地スタッフによれば、広さは甲子園球場の6個分だそうである。それだけに園内には各種の樹木や花卉類が植えられ、どの季節に行っても何らかの花が見られるのは貴重な存在である。

今回はその後に、ひと駅枚方市寄りの河内森駅の近くの古い酒造会社の酒蔵を改造したレストランでの昼食を楽しむ予約をしていたので、植物園では所要1時間の「スタッフお勧めコース」を回ることにした。途中には背の高いメタセコイアの群生があったり、リュウゼツランやサボテンのゾーン、様々な竹が集められたゾーンがあったりしたが、どの木もみごとに大きくて歴史と手入れのよさを感じさせられた。

案内標識に従ってぐるりとひと回りしてもまだ時間が残っていたので、帰路にはまだ少し咲き残るサクラ山と、たくさんのハーブが集められたハーブ園にも立ち寄った。ひと口にハーブといっても名前さえ知らない種類が多いのには驚いた。3週間前に下見をした際には名札だけであったところに今回はすくすくと育ったハーブが葉を出していてそれぞれの違いがよく分かったのはよかった。

これも下見の際には2〜3輪咲いていた「白いタンポポ」もさすがにもう枯れていて同行者たちに見せられなかったのは残念であったが、みんなが「新緑が多くて気持ちがよい」「枯葉で敷かれた山道は足裏に優しくて歩きやすいし、何よりも心地よい」などの感想を述べてくれたのでお世話をしてよかったと感じた。その後の酒蔵跡でのランチ会が盛り上がったのは言うまでもない。
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2018/4/22

和歌山もなかなかやるなあ  短歌

母校の大学の硬式野球部の応援のため、昨日から和歌山市に来ている。和大チームの属する近畿学生野球リーグでは3年前から和歌山市の紀三井寺球場でも試合をやるようになった。昨日と今日は一昨年まで17連覇してきた奈良学園大学との2連戦である。

今回は久しぶりにマイカーで来たので、地元では地元のラジオ放送を聞いていた。すると、そのエフエム放送では意外なことを2つ見つけた。

一つは、ニュースや天気予報は人間ではなく人工知能のアナウンサーが原稿を読んでいた。もちろん口調は滑らかとは言えず、音節は変なところで切ったり、「4月14日」を「しがつじゅうよんにち」と読むなど、まだまだだなあと限界を感じた。

2つは、「和歌山弁講座」という番組があったことである。趣旨としては、和歌山の住民に長く和歌山弁と和歌山の文化を引き継ぎ残していくためと、地元以外から和歌山に来た人に和歌山弁を理解してもらうためだそうである。今日は「きょうび」という和歌山弁は「今どき」という意味であることと、その用例を紹介していた。

そこには「ようやる。面白い!」と、思わずラジオに語りかけている私がいた。

いずれも番組として素晴らしいとまでは言えないが、なかなかやるなあ、工夫をしているなあと感じた。ローカルのエフエムラジオが様々なトライを、明るくやっているのは微笑ましいし、応援したくなるから不思議である。

産業や観光ではかつての栄光に胡座をかいて見る影もなく廃れ果てた和歌山であるが、少なくとも放送という分野ではけなげにも頑張っている姿に接して、何やら嬉しくなった私であった。

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2018/4/20

腰痛克服への挑戦  短歌

1月4日に圧迫骨折した腰椎は整形外科医の診断では全治2ヵ月であった。確かに、骨自体の痛みは3ヵ月後となる4月上旬くらいからは収まったのだが、未だに腰の痛みは収まらない。3ヵ月という長い間ほとんど運動らしい運動をやめていたせいか、腰回りの筋肉が弱り切っているらしい。平地でも30分以上歩くと腰の周辺が痛くなるのである。

痛みはキリキリとしたものではなく、激しい運動をした後に感じる腰全体の疲労感のような筋肉痛のようなもので、ズーンとした重さを伴うものである。また腹筋や背筋も弱っているせいか、腰の曲げ伸ばしの時は腰の力だけでそれを行うことがまだできず、必ず近くの何かをもたないといけないという不自由さが残っている。

おまけに骨折のせいで骨折前に比べると約2cmも身長が縮んでしまった。加齢に伴う自然な身長短縮も含めると、この1年で3cm近く背が低くなったことになる。さらには、圧迫骨折のあおりで患部の腰椎の形が前かがみに変形したようで、自分では背を伸ばしたつもりであっても猫背の姿勢になっているらしいから、いかにも老人然とした見かけになってしまった。

一昨年11月1日の硬膜下血腫の手術と入院以来進めてきた断捨離はまずまず順調に進んではいるが、その中には一番の趣味ともいえる大好きな山登りでさえ一時的に辞めざるを得ない、ということも含むのだから私にとっては大いに辛いことである。でも何とかしなければいけない。

幸いにも一番の大親友が私の健康づくりと体重減らしの計画に付き合ってくれていて、そのおかげもあって、体重のほうは最大時の73kgから67kgへとこの10ヵ月間で6kgも減らすことができた。毎日記録している体重は、時には66kg台を記録するほどである。先日のドック検診でのBMIが25をわずかに下回る結果も含め、これは実に有望な事実である。

体重は軽くなったのだから、あとは着実に体力、就中筋力を強化していくしかない。しかしながら急激なことをやりすぎるとまたぞろ1月に骨折した部位の上下の骨折を引き起こしやすいので、我慢強くぼちぼちやるしかない。ある意味で人生で初めての試練に直面しているのかもしれないが、負けてたまるか、何とかして自分なりに克服していくぞ。
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2018/4/17

阪和線に思う  短歌

一昨日は高校1年時のクラス会のためJR阪和線で和歌山市に向かった。天王寺駅から乗車した列車には「紀州路快速」と「関空快速」という2つの名前が付けられていた。8両編成の列車は、途中の日根野駅で2つに切り離し、後ろの4両が「紀州路快速」として和歌山まで、前の4両が「関空快速」として関西空港まで行くことになる。

私の場合は当然「紀州路快速」に乗り続けたのだが、列車の切り離し以降は名前は「快速」ではあるが実際は「各駅停車」に変わるし、車両のドアは乗客が自分自身で開け閉めするモードに切り替わる。久しぶりにJRに乗ったせいか、そんなことの一つひとつが何となく気になった。

そういう運営形態を取っている一番の理由は、そこから先の和歌山駅までの乗客が少ないからであろう。確かに周りの座席には空席がグンと目立つようになった。和歌山の人口減少や県勢の低調ぶりを改めて思い出さされる事象ではある。

それにしても、それらを食い止める手立てはないものだろうか?和歌山を出た人間にはそれを言う権利はないのだろうが、やはり気になるものである。

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2018/4/13

あるNPOに参加して  短歌

私は2年前からあるNPOに加入している。その団体は10年以上も前から和歌山県に来る留学生の、生活面での支援を続けている。日本という異国に来て日本語や日本独特の文化や習慣に苦労する留学生の生活面で、物心両面での支援をしているのである。

具体的には、季節ごとの日本の習慣である餅つきや盆踊りなどのほかに、ミカン狩りや真田村の訪問、和服の着付け体験、企業の工場見学など、その活動は多岐にわたる。その他にも、日本語力の向上のための日本語スピーチ大会への参加や、留学生同士の交流を図るためのお好み焼きパーティなど、事務局の奮闘ぶりには頭が下がる。

私自身はと言えば、和歌山に住んでいない不利はあるものの、OB会の関係で母校の大学へ出かけた時を利用して、留学生の就活の支援を行っている。大学自体のキャリアセンターではピーク時は忙しすぎるため、会話に時間のかかる留学生の面倒が十分に見れているとは言えないが、我々OB年代なら時間にゆとりがあるので、留学生対応には向いているためキャリアセンターからも喜ばれているようだ。

そんなことを通じて留学生たちを見ていると、彼らには共通して素晴らしい能力が備わっており、かつそれを磨き続けていることがわかる。その能力とは、複数の言語を使える語学力もさることながら、「異文化理解力」「多様性受容力」のほうが素晴らしい、と私は感じる。

単身で故郷を離れ日本に来て、日本の文化や歴史・習慣などに触れるだけでなく、各国からの留学生同士の交流からその能力を学び続けているのである。本人たちがそれに気づいていないことが多いので、私の場合は、就活のためのエントリーシートの指導の際「自分の強み」を書く場合には、語学力よりはむしろ「異文化理解力」「多様性受容力」のほうを強調するように指導している。

この体験は、やってみて初めてわかるものであり、私のほうが気づき学ぶ点があるのは嬉しいことである。
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タグ: NPO 留学生 少子化



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