2016/3/2

副官を目指す  短歌

思えば私は若いころから副官を目指してやってきたなあと思う。同期入社者が1000人を超えていた最初の会社に入社した時もそうだったが、私のその人生観というか考え方はどうやら大学生時代に形成された気がする。大学に入学してすぐにワンダーフォーゲル部に入部し、その夏に北アルプスの雄大な大自然に触れてしまってから私の人生観は大きく変わった。

大自然の素晴らしさと厳しさを2週間にわたって体験する中で、人間という存在はなんて小さいんだろうと感じるようになった。ましてやその人間同士がいがみあうことや個人が悩むことなどは、どうでもいいくらいの実に小さなものであると感じたものである。そしてその一環として、自分は自分に合った人生を送りたいと考えるようになっていった。

そういう中で、松下幸之助に対する高橋荒太郎、本田宗一郎に対する藤沢武夫という「名参謀」の存在があったことを知るにつけ、私も参謀や副官に憧れ、中でも世界一のナンバー2になりたいと願うようになっていったのである。最初の会社でも実習中にそういう話をしていたせいか、考えてもいなかった人事の仕事に就くことになったのは必然だったのかもしれない。

大学生の就職支援のボランティアをやっていて感じるのは、最近の若い人たちは「自己理解」ができていないということである。つまりは、自分の強み(CAN)ややりたいこと(WILL)や価値観(WANT)の自己分析ができず、やたらに規模の大きな企業や有名な企業にばかり殺到するという傾向がある。彼らには是非とも自分の人生観を変えるような大きな体験をして、そのうえで自分の目指す仕事や立場を見つけてほしいものである。

「早春の兆しと言われし春霞 今は恨みの花粉と黄砂」

「リハビリで左の膝も回復し友と山行く足取り軽く」
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