2015/4/18

小さな訪問者  短歌

夕方、留守番をしていたら何度か我が家のピンポンを鳴らす人がいた。

1番目は母がデイサービスから帰ってきた合図であった。2番目は母の注文していたお弁当が届いた合図であった。これらは想定していたものであったが、きょうはこれで終わりではなかった。そのあともう一回ピンポンが鳴った。

出てみると、何と小さな女の子が二人立っているではないか。用件を聞いてみると、「ここのワンちゃんの餌が切れたらこれをあげてください」と、コンビニ袋を差し出した。

何が起こったのか訳がわからないし、一瞬ではあるが子供を使った新手の押し売りかとも考えたので、色々聞いてみると、我が家の愛犬「カイ」がかわいいからこの餌をあげてほしい、ということがわかってきた。

二人は近くに住む6才の子供達で、よく我が家の前を通るときに、外に繋がれているカイ君を見て「かわいいな」と感じてくれていたらしい。

そうこうしているうちに節子さんと散歩に行っていたカイ君が帰ってきたら、小さな二人のボルテージは一気に上がった。

かわいいお友達に背中をナデナデされるカイ君も嬉しそうにしている。彼にも状況がわかるのだろうか。節子さんと相談のうえ、二人のご厚意はありがたくいただくことにした。

住所や電話番号を聞いてもわからないから、二人の名前と父親の名前だけ確認して、ありあわせのお菓子をあげてさよならをした。

留守番をしていたら、実に想定外の嬉しい訪問者に会うこともあるものだとつくづく感じた次第である。

「愛犬の幼き友ら二人して目線を落とし呼びかくるなり」

「我が家なる犬には幼き友のあり背中撫でたり餌をくれたり」

「幼きの損得抜きの行動の長じたるとも不変を願ふ」



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