2013/12/3

30年後に残る仕事  短歌

前職の健保組合のハイキング部の例会で、大阪北部の高槻市からバスで京都府の亀岡市に近いところにある明神ガ岳(600m)に登ってきた。実は私はこのクラブの創設者である。

好天の中、みんなで気持ちよく歩いていると色んな話題が出てきて楽しいものだ。その中で、ある現役職員から、保養所で開催されている「健康イキイキ教室」というメニューの話が出てきた。

それは、保養事業の再生も兼務していた私が、「モノ」でなく「コト」で集客しなければ残された保養所の完全閉鎖も時間の問題だと考えて始めたものだが、そのメニューは今も全ての保養所で続けられていることを知った。ということは、かれこれ10年近く続いていることになる。

また別のところでかつての同僚と話していたら、「半導体IC回路基礎研修」という研修がパナソニック社内でまだ開催されていることを知った。これは家電製品に広くICが使われ出した時期に、ブラックボックスではなくきちんとその基本を学ばせるために、社長指示の特別教育として、ある年度の新入社員から実施することになったものである。

一旦配属した新入社員を、電気系と物理系のみもう一度本社に呼び戻して1ヶ月間の缶詰め教育を行ったのである。もちろんその中身はTさんといういい意味での気違いのような研究所長が創られたものであったが、運営面での仕事はこの私が一人で担当した。

テキストの作成はもとより、新入社員を少しでも早く受け入れたい各事業部の責任者の説得や、120名分の独身寮の手配などをてんてこ舞いでこなしたことが懐かしく思い出される。かれこれ35年近く前のことである。

その後同社のホームページを見ていたら、何と言うことでしょう!その研修が今やDVD化され、しかも社内だけでなく社外向けに外販されているではありませんか。

かねがねあの会社には育ててもらったという感謝の気持ちを感じていたが、30年以上後にも残る仕事を手がけてさせていただいたことを知り、仕事や上司に恵まれた自分は幸せだなあと改めてつくづく感じた。

「現役のころに手がけた仕事らと三十年後に出会ふも楽し」

「そのころは遮二無二こなせしあの仕事 三十年後の成長嬉し」
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