2013/5/1

医師における一流と二流の違い  短歌

今年に入ってから時々、左右の腕の肘のあたりが痛くてたまらないので、3月はじめに近くのクリニックで診てもらったのだが、そこの医師は「原因がよくわからないのでしばらく様子を見ましょう」ということになり、湿布薬を処方してくれただけであった。それでも痛みは引かないので、昨日は別の整形外科を受診してみた。いわゆる「セカンドオピニオン」である。

人気の高い医院らしく受付で2時間近くかかりそうだと聞いたので、持参した本を読みながら待っていると、1時間もしない内に呼び出しがかかり診察室に通された。医師がごく簡単な腕の状況の確認テストをした後、X線撮影を行い待っていると再び呼び出されたのは、ほぼ1時間半過ぎのころであった。X線写真を見ながらの医師の説明によると、骨には何らの異常がないばかりか年齢の割にはきれいでしっかりとしている骨格であると言われた。

だとすればいよいよ問題は何かということであるが、結論は「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」別名「テニス肘」という症状であるという。原因がテニスではなくてもそう呼ばれるそうで、色々な角度からの問診により私の場合はどうやらパソコンのやりすぎが原因らしいという診断であった。

医師は私の手をとって角度を変えたり押させたり引かせたりしながら説明してくれたので、わかりやすかった。さらには、できあいのものではあるが、テニス肘の原因や特徴、治療の一環としてのストレッチ法について記載されたチラシを2枚渡してくれ、湿布を続けながら自分自身が行うべきストレッチ法について説明してくれた。一連の診察にはたいへん納得できたので、2時間近くの所要時間にも不満は起きなかった。

3月に訪れたクリニックの医師と今回の医師との違いはどこにあったのだろう、と自分なりに振り返ってみると、それは「質問力」と「説明力」の差ではないかと感じた。つまりは、自分の推測ではなく患者の立場に立って先ずはしっかりと聴き取ったうえで、相手の疑問や理解度に応じた形でわかりやすく説明できるかどうかの違いなのだと思う。この重要性はどんな仕事にも共通するものだろう。

ある意味では医師もサービス業である。一流と二流の違いは、やはり顧客である患者の立場に立って考え行動する点にあるのだなあ、遅い目の昼食を摂りながらそう納得した。

「医師といふ仕事はまさにサービス業 相手見てこそ役目果たせる」

「原因のわからぬ症状辛けれど納得できれば痛みも軽減」
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