2012/8/8

穂高岳縦走を終えて  短歌

今年の夏山は北アルプスの最高峰、奥穂高岳(3190m)から吊り尾根を経由して前穂高岳へ、そしてそのあとは岳沢(だけさわ)を上高地へ降るコースであった。このコースはかなり前にも経験済みだが、今回は色々な意味で前回とは違っていた。

一つは私自身の体力がかなり落ちてきているということである。二つには今回のメンバー7名の内の3名がこのコースは初めてのため、我々経験者が無事に彼らを引率せねばならない点である。結果としては、3日間とも好天に恵まれて無事に下山できたのだが、反省点が2つあった。

一つは昨年と同様2日目の登りでやはりバテてしまったということである。直前の1ヵ月は毎週のように六甲山や生駒山で強化トレーニングを行ったため、脚力のほうは何とか持ちこたえたのだが、如何せん高山でのきつい登りでは心肺機能がついていけなかったようだ。

もう一つは、コース設定である。3日目はよく考えると1日で1700m近くも降るコース取りとなった。しかもそのほとんどは吊り尾根などの険しい岩峰群の急激な降りである。このため初心メンバーの一人が下山途中で膝の踏ん張りが利かなくなるというハプニングが起こり、私ともう一人のベテランがそのメンバーの荷物を交代で持ち、通常の2倍以上の時間をかけて下山することになったのである。

その他の4名は予定どおりのバスに乗れるよう、途中の岳沢小屋で2チームに分かれることになったのだが、最後まで全員で同じ行動を取れなかったことは残念でならない。

このように、大きな反省の残る山行ではあったが、北アルプスの雄大な自然と景色を楽しめたことは最大の収穫であり、心身のリフレッシュと今後の頑張りへの大いなるカンフル剤となったのは幸いなことであった。

「岩峰を重ね聳ゆる奥穂高三点確保に緊張の増す」

「満を持し北アルプスの最高峰登りし我の夏は終はりぬ」

涸沢(からさわ)ヒュッテ(標高2300m)からの奥穂高岳(左上)
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穂高岳山荘(2996m)から見上げる奥穂高岳。翌朝これをよじ登る。
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奥穂高岳から前穂高岳への岩峰群の「吊り尾根」を右前方へ降る。
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