2011/12/7

戦場に架ける橋  短歌

我が家でも最近ようやくBS契約をし、時々BSシネマを観るようになった。そこでは懐かしい名画を録画して楽しんでいる。

先日は「戦場に架ける橋」を放映していた。この映画は第2次世界大戦時代にタイのバンコクとビルマのラングーンを結ぶ泰緬鉄道の建設のため両国の国境付近にかかるクワイ河を渡る鉄橋を建設する日本軍とその任務を共生させられた英米捕虜兵士との関わりを描いた1957年の英米合作の映画である。

もう54年も前の映画でこの映画は日本でも何度も放映されたことがあるため多くの日本人にもファンはいるし、私自身もこれまでに何度か見たはずなのだが、今回ほどじっくりと見た記憶はないのが正直な感想である。

この映画の中での見どころの一つは冒頭と橋の完成時に英軍捕虜たちによって口笛で演奏される「クワイ河マーチ」(ボギー大佐)であるが、私はそれを中学と高校時代のブラスバンド部で演奏したことを思い出していた。一方映画の中では、極限状態におかれた人間の尊厳と名誉、戦争の悲惨さなどが見事に表現されており、改めて名画であることを再認識させられた。

命を賭けてでもルールや筋を通すこと、どんな環境にあっても組織の秩序を守ることや、求められた役割や使命を果たすことの難しさと高邁さを、この映画は描いていたのだが、皮肉なことに、武士道を説く日本軍大佐よりも英軍大佐のほうにそれは感じられた。「サムライ」というものは特定の人種には関係なく、どこの国にもいるものであることを思い知らされた気がした。

「戦場に橋を架けるは敵方を利すると知れど筋を通せり」

「クワイ河マーチの所以を知らぬまま演奏しゐた若き日の我」

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